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マルコ【2009年2月13日】
リボーンの中二展開がそろそろヤバい
今日は久し振りにジャンプの話題を。
これまでジャンプで連載中の人気漫画「家庭教師ヒットマンリボーン」について書いたことがなかったのですが、ちょっと今週のリボーンには見逃せないシーンがありましたのでご紹介したいと思います。
その前に物語についておさらいしておくと、「家庭教師ヒットマンリボーン」は冴えない主人公、綱吉(ツナ)と、彼をマフィアのボスとして育て上げるべく現れた謎の赤ちゃん家庭教師リボーンが中心となって繰り広げられる日常生活を描いたギャグ漫画。
……のはずが、ジャンプお得意のテコ入れにより途中から急きょバトル路線へと変貌を遂げてブレイクした人気漫画です。
今週の表紙。ギャグ漫画の名残ゼロ。
テコ入れというと僕はどうしてもタカヤを思い出してしまうため、あまり良いイメージがないのですが、リボーンは無事テコ入れに成功した稀有な例と言えるでしょう。
でも個人的にはリボーンは以前のような一話完結ギャグ路線の方が好きでした……。
というようなことを考えながら、なんだかんだで楽しく読んでいたのですが、今週号のリボーンは一味違いました。
現在のリボーンのストーリーは、ひょんなことから10年後の世界に飛ばされてしまったツナたちと、そんなツナの命を狙うミルフィオーレファミリーとのバトルを描いた未来編の真っただ中。
敵のボスである白蘭(びゃくらん)配下の幹部、6弔花(ろくちょうか)との戦闘に勝利したツナたちでしたが、なんと真・6弔花(リアル・ろくちょうか)なる新たな強敵が姿を見せ、それもう何でもありやん! とツッコみたくなる急展開を見せています。ちなみにそれまで最強と言われていたのは幻騎士というキャラだったのですが、そいつより強いキャラがいきなり6人も出てきてしまったため、完全に彼の立場はなくなってしまいました。哀れすぎる。
……で、今週のリボーンでは、この真・6弔花がどれだけすごいのか、ということを言うためだけに一話割いているのですが、そのすごさの表現がちょっとしたギャグでしたので、レビューしてみたいと思います。
さっそくそのシーンをご覧いただきましょう。
ボスである白蘭が真・6弔花の一人をスカウト(?)したときのお話。
スカウトされた真・6弔花は大自然に恵まれた美しい故郷の出身とのこと。……それが何か? と思いきや、白蘭への忠誠心を表すため、
……待て。
その覚悟の表し方はおかしいだろ!
白蘭もつっこめよ! そこは全力でつっこむところだろ! 何自慢げに語っちゃってんの!?
こんなおいしいボケにつっこまないなんて……リボーンはギャグ漫画だった頃の精神を完全に忘れてしまったのか……?
呆然とする僕に向かって、さらにリボーンの作者はたたみかけるようにボケを放ってきます。
わ、わからん……!
もう僕にはリボーンが何をやりたいのか全然わからん……!
え、何? 何スか? これを見て世の中のチビっこって、「わあー! 真・6弔花ってすごく強いんだ!」って思うの!?
いや、おかしいだろ! そこじゃないだろ!
どう考えても、
「覚悟を見せてよ」>>「故郷を焼け野原に」>>「ええ湯やなあ……」
この破綻した展開にツッコむべきだろ!
……もうなんか興奮しすぎて途中から記事のテンションが変わってしまいましたけど、どうなんですかね、コレ。
だいたいファンにしてみれば6弔花を倒した後、間髪入れずに真・6弔花が出てきた時点で「ズコー」だと思うんですけど、この展開はアリなんでしょうか……。
この分だと真・6弔花の後にもうひとつぐらい最強部隊が控えてそうな気もしますけど、もうそれはそれで行けるところまで行ってほしいとも思いました。
来週のリボーンにも期待が持てそうです。
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