「風呂に入った後うんこすると負けだよね～」と思っている、そんな軟弱なあなたの根性を叩き直してくれる入浴剤：カフェオレ・ライター

【2009年4月23日】

「風呂に入った後うんこすると負けだよね～」と思っている、そんな軟弱なあなたの根性を叩き直してくれる入浴剤

本日は、mixiニュースにも取り上げられてネットを騒然とさせた、とある商品をご紹介します。本来ならこの手のネタは扱わないのですが、あまりの破壊力に一発でKOされてしまいましたのでご容赦のほどを。

ということでいきなり画像出しますけど、

その名も、うんこ入浴剤。

……いや、マジで。

モノ凄い仲間意識を抱きつつ、発売元である株式会社ジグに商品についての諸々をお伺いしてみた。
「いかにして、当社のイメージを打ち出すかを考えて開発しました。『他社がやっている方向性とは違った物を！』と、スタッフ達でアイデアを出し合って、製作された商品なんです」
愛すべき大人たちだ。涙が出そう。

ということで、他社とは違う方向性を目指し、スタッフがアイデアを出し合って製作した結果が、うんこ入浴剤だったとのこと。確かに差別化って大事ですもんね！　良いと思います。僕、こういう方向性の頑張り方、大好きです。

さらに、開発秘話としてこんなエピソードが。

ネーミングで実はかなりもめたらしい。というのも、年輩のスタッフは当初「うんち入浴剤」と名付けようとしていたらしいのだが、若手スタッフたちから「“ うんち”よりも“うんこ”の方が上品ですよ！」と突き上げを食らったというのだ。社内間で調整をしてみたところ、どうも“うんこ”の方が好感度が高そうという結論に達し、めでたく『うんこ入浴剤』としての発売に至ったという。

アツい。これはアツい。

おそらく大半の人は「どっちでもええがな！」とツッコむと思うのですが、でも僕はそうじゃないと思いますね。今の日本に欠けているのは、“うんち”と“うんこ”で議論できるこの熱さなんですよ！

しかも、「どうも“うんこ”の方が好感度が高そうという結論に達し」ということで、ちゃんと議論がまとまったところも素晴らしいです。ぜひ次のネーミング企画は、「朝まで生テレビ！」とかで中継してほしいと思います。

田原総一朗「あなた、わかってないよ。“うんち”じゃダメなんだよ。“うんこ”じゃなきゃダメなんだ」

……テレ朝的に絶対無理だと思いますけど。

ちなみに「うんこ入浴剤」を販売しているのは㈱ジグで、東急ハンズとかでも買えるみたいです。

「風呂の後うんこすると何か負けた気分になるよね～」とか、軟弱なことをぬかしている友達にぜひプレゼントしてやりたいですね！

そんなわけで僕の中でのしょうもない入浴剤ランキングの1位に躍り出たうんこ入浴剤ですが、実は入浴剤業界というのも奥が深くてですね、これまでにも様々な企業が様々にくだらない入浴剤（褒め言葉）を販売しては、僕のような“しょうもないもの愛好家”を喜ばせてきました。

たとえばバンダイから1年前に発売された「バブリーバブルバス」。

札束だらけの風呂に入ってみたい、という子供の頃に誰もが一度は考えるしょうもない夢を本当に実現させてしまった画期的な商品で、10枚1セットで250円。10セットほど買って積み上げれば、憧れの悪代官と越後屋ごっこも可能です。

また、ハンズネットから販売されている「元祖！風呂系ラーメン」は、

風呂に入れると、ほど良く効かせたスパイスの香りが漂い、溶けると中からラーメンの具フィギュアが出てくるというもの。ラーメンの風呂に入りたい！　という、本当にいるのかどうかすら怪しい層の願望を叶えた夢の逸品となっています。

…… 他にも「うまい棒入浴剤」とか、「ガリガリ君入浴剤」とか、もはやどこにニーズがあるのかさっぱりわからない商品もたくさん出回っている入浴剤の世界。

風呂好きの方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

そしてもしうんこ入浴剤を超えるキワモノを発見されましたら、そのときはぜひご一報ください。

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