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マルコ【2009年4月29日】
戦国BASARA第4話、バトルシーンはなくとも随所にBASARAテイストたっぷりで大満足!
さて、遅れましたが戦国BASARA第4話「揺れる緋の華、非を呼ぶ信義!」レビューです。サブタイトルからしてもう悲劇的な香りが漂ってきていますが、個人的にはこの回からストーリー的にも一気に面白くなってきたと感じました。とはいえBASARAテイストは相変わらずなのでご安心ください。
なお、これまでの回のレビューは以下の通りです。
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まずは冒頭、魔王織田信長の「我こそは第六天から来たりし魔王なれば、我がひらくは地獄の埠頭。斬り捨てい! 愚民ども!」という、鼓舞しているのかしていないのかよくわからないけどとにかく迫力だけはすごい若本ボイスから始まりました。全国のアナゴさんファンの皆さん、お待たせしました。
……さて、今回は前回までのバトルシーンがほとんどなく、代わりにじわじわと織田信長の恐ろしさが視聴者にも伝わってくる回となっていました。
歴史に詳しい方、戦国BASARAで遊んだことがある方ならご存じのことと思いますが、信長の妹・お市の婿という立場にありながら信長に反逆して討伐されることになる浅井長政が今回初登場。
戦国BASARAにおけるこいつのポジションは、「正義こそがすべて」という考えを頑なに貫く石頭タイプで、友達としてはやや暑苦しいだけで特に問題ないのですが、こと戦国武将としてはどう考えても性格そのものが死亡フラグ。
で、この浅井長政、盟友である朝倉を信長が攻めるという情報を聞きつけ、お市を伴って抗議の直訴をするものの、逆にお市を信長に人質に取られ自ら朝倉を攻めるハメに陥ってしまいます。……悪いやつではないんだけど、非常に不器用な男ですね。やればやるほどドつぼにハマってしまうタイプとみました。
さて、信長の掌で転がされまくっている浅井長政はひとまず措いておき、別のところへ目を向けてみましょう。
前回で各国の武将に共闘を呼びかけていた前田慶次ですが、彼の提案に乗ってまず動き出したのが上杉謙信と武田信玄の二人。ライバルが共に手を携えて戦うという図式はベタですがワクワクします。
そして彼らよりも先に信長を討つために飛び出していったのが、前回ですっかり火が付いてしまった伊達政宗。相変わらず馬……いや違った、バイクのマフラーに足を乗せ、腕組みをしたまま猛烈な勢いで西を目指します。
信玄の計画では、伊達、上杉、武田の連合軍にさらに徳川軍を取り込み織田包囲網を完成させるという壮大な構想があったようなのですが、徳川家康は信長に東の守りを任された身ということもあり、逆に連合軍を食い止めるべく伊達軍の前に立ちはだかります。
どうでもいいのですが、徳川家康が信玄からの書状を大広間で家臣と一緒に協議しているとき、本多忠勝が奥の真っ暗な部屋に格納されていたのが大変気になりました。なぜ家康第一の部下なのに彼だけ別室で待機しているのでしょう。それとも部下ではなくて兵器なのでこの扱いで問題ないのでしょうか……謎です。
あと前回、かすがの昇天シーンは定番になった――と書きましたが、今回は残念ながら見られませんでした。PTAから苦情があったのかもしれません。次回はぜひ復活してほしいところです。
その代わり、今回は幸村とかすがの初対面シーンがあり、
「おお、そなたが春日殿! お噂はいつも佐助から聞いておりますぞ! もしや祝言の日取りが決まったのでござるか!」
と、幸村が壮大な勘違いをかましていました。どうやら佐助に日頃から「かすがは自分の許嫁なんです」みたいな話を吹きこまれていたようです。素直に信じる幸村も幸村ですが、佐助の方にしても戦国時代にその冗談はわりとシャレにならないんじゃないかと思います。まあ……BASARAだからいいか!
ということで来週からはいよいよ天下分け目の大合戦がスタート。
伊達・上杉・武田の連合軍VS織田・徳川・浅井の連合軍が激突します。個人的には浅井長政と伊達政宗の対決がぜひ見てみたい。クソ真面目な浅井にとってヤンキー政宗は生理的に受け付けないタイプなんじゃないかなと思いますので、ここはひとつガチンコでお互いの信念をぶつけあってほしいところです。
史実通りならばこの織田包囲網の結末は見えているわけですが、そこは戦国BASARA、今後のフリーダムな展開に期待して来週を待ちましょう。
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