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マルコ【2009年5月27日】
イケメンとの同棲生活が、そろそろ本格的に犯罪の香りを帯びてきた
いやー、すみません。長らくお待たせしておりました。イケメンバンク、タキCとの同棲生活レポを再開します。たくさんのご要望メールをいただいておりまして、なんというか、みんなタキCが大好きなんだな、と。
さて、ずいぶん間が空いてしまったので前回までのお話を忘れてしまった方がほとんどかと思うのですが、さすがにいい加減長くなってきたのでこれまでの流れをまとめました。今後おさらいにはこちらのページをお使いください。
ではさっそく続きを見ていきましょう。今回は2回分です。
朝をしらせるようにトリのさえずりがきこえる。 …かさかさ…かさっ! …ん? なんだかへんなオトがするよ? 「タキC!?」 そこには、自分のニモツをちらかしているタキCの姿があった |
……これが荷物を散らかしているのではなく、荷物をまとめているだったなら、ストーリーの中でもタキCが家出するフラグなのかなと思うのですが、どうやらそうではなさそうです。
しかしこの「…かさかさ…かさっ!」だけ見るとタキCが虫みたいですね。……まあ、ある意味寄生虫みたいなものと言えなくもないですけど。
「ナニしてるのよー!?」 なぜか、ゴミ袋にほうりこまれたシャツの山。 「あれは、クリーニングに出さないと着れたものじゃない。しかたない、今から買いに行ってくる」 |
主人公が出かけようとすると目を皿のようにして制止してくるくせに、自らは堂々と出かけるタキC。その傍若無人っぷりがいつの間にか当たり前のように受け入れられていることに驚きを禁じ得ません。そうか、これがDVの予兆ってやつか……。
「ちょ、ちょっと待って! わざわざ買いに行かなくってもセンタクすればすむことだよね!?」 あたしはさっそく、センタクキをフル稼働させた。 |
タキC……洗濯もできないのか……。
これはつまりあれですかね、完璧に見えるイケメンがちょっとだけ見せる抜けた部分に、女性はついうっかり母性本能をくすぐられるってやつですかね。
まあ家事については僕も人のこと言えたもんじゃないので、十分タキCとタメ張れるんじゃないかと思うんですけど、やっかいなことに母性本能ってやつはイケメンにしか発動しないイベントなんですよね……!
たくさんのシャツを、お日様の下で乾かす。 「これなら、出かけるまでに間に合うな」 |
……何だこの会話。
まるで小学生がお母さんに家事を教えてもらっているかのごときレベルの低さですが……ここまでひどくても、女性的にはさらにギャップが強まって「タキC最高!」ってなるものなのでしょうか。主人公は僕の分身のはずなのに、僕とはやはり根本的に何かが違うみたいです。
どうやらタキCは、今までずっとセンタクものをクリーニングに出してたみたい。 「礼をしないといけないな」 前にくらべてヒトあたりがよくなってきたタキC。 でもそれに比例して、あたしがみょうにドキドキしちゃうことが多くなった気がする。 なんだか、変な感じになっちゃったよぉ! |
「変な感じになっちゃったよぉ!」じゃないよ!
いいか、冷静に考えるんだ……おかしな点はたくさんあるぞ。
1.「…いろいろなことが片付いたら、このお礼にリョコウにでもつれていこう」とあるが、「いろいろなこと」が何なのかもまったくわからなくて不気味だし、そもそもなぜタキCが主人公の家に住みついているのかもよく考えてみれば謎のまま。
2.「前にくらべてヒトあたりがよくなってきたタキC。」とあるが、別にそうでもない。たんに主人公の感覚がマヒしてきている可能性大。
3.「でもそれに比例して、あたしがみょうにドキドキしちゃうことが多くなった気がする。」とあるが、このドキドキはどちらかといえばストックホルム症候群に近いそれではないかと思われる。
※ストックホルム症候群とは、誘拐・監禁などの状況で被害者が犯人に対しなぜか同情や好意を抱いてしまう現象のこと
……ということで、メーデー! メーデー!
本格的に重大な犯罪の香りがしてきました!
次回は、いよいよタキCが主人公の家を乗っ取って完全犯罪成立か?
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