山梨では村上春樹の「1Q84」よりも売れている本があるらしい：カフェオレ・ライター

【2009年7月17日】

山梨では村上春樹の「1Q84」よりも売れている本があるらしい

今日は読者の方からいただいた本屋ネタをご紹介します。

マルコさんこんにちは！私は山梨在住なのですが、田舎スゲェ！！と思うエピソードがあったのでメールします。
今話題の「1Ｑ84」すごく売れているみたいですね。でも山梨ではそれを上回る売り上げを記録している本があるのです

あっという間に100万部が売れた村上春樹の新刊を抜くというのは、これはものすごいことですよ……。いったいどんな本なのか、気になりますよね！

教えていただいた朗月堂書店の売れ行きランキングを見てみると……。

↓

村上春樹を抑えての1位は「キャン・ユー・スピーク甲州弁？」という本でした。

いい……実にいいですよこのローカル感……。

何が素晴らしいかって、甲州弁の解説本であるにも関わらず「キャン・ユー・スピーク」と英語なのが最高にクールだと思います。

さらに教えてくださった方の情報によると、

甲州弁の解説本、みたいな感じなのですが、これがなんと自費出版
なんですね！本屋の店員さんによると「おそらく年間売り上げでも『1Ｑ84』を抜くのではないかと…」さすが田舎、都会の常識は通用しないのです。

ミリオンセラーを抑えての堂々の年間1位。さすがです。

……ちょっとだけ気になるのは、山梨県に住んでいる人は甲州弁の解説本を買う必要はないのでは？　ということなのですが、そこはまあ方言といっても世代によって言葉の使い方が違ったりもしますし、郷土への理解を深めるのは大事なことですよね。

あとローカル誌が田舎で売れるのは結構全国共通の現象で、愛媛もそうでした。田舎にはよくあることみたいです。

ということで、「キャン・ユー・スピーク甲州弁？」。甲州弁に興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

なお僕は甲州弁のことはよくわかりませんが、以前山梨で食べたほうとうがものすごく美味しかったので山梨は大好きです。またほうとう食べに行くかな。