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マルコ【2009年9月6日】
新テニプリ、リストラされたと思われていたあのキャラがオチを付けるためだけにまさかの再登場
一ヶ月ぶりのテニプリレビューです。
ここまでのまとめページ:「新テニスの王子様」がやっぱり凄い【まとめ】
そういえばジャンプSQ本誌をご覧の皆様はご存じのことと思いますが、月刊に移った新テニプリは毎回2話掲載されており、今月は12話と13話の2本立て。いくら元は週刊といえど、いったん連載が終了してからの再開でこれだけのモチベーションを保てる許斐先生は素直に作家としてすごいと思います。
そんな許斐先生が生み出したキャラの中でも屈指の名コンビだと僕が勝手に思っているのが、四天宝寺中学の小春・一氏コンビ。
※テニスの試合です
本来はスポーツであるはずのテニスに「笑わせたもん勝ちや!」という新たな価値観を持ち込んだことで歴史にその名を刻んだ彼らですが、残念なことに新テニプリで合宿メンバーに選ばれたのは小春のみで、一氏はまさかのリストラとなってしまっていたのでした。
これにがっかりしていた読者の方も多いと思いますが……。
今月、ついに一氏ユウジくんが復活! ……別に合宿に参加するというわけではなさそうですが、小春のことが気になって様子を伺いに来たようです。
ところで一氏くんの後ろにいる財前くんですが、全国大会でちらっと登場したので覚えている方もおられるかもしれません。「天才財前」という大層な通称を持ちながらも、千歳と組んだダブルスでは「お前がいると邪魔だから」という理由でコートを追い出された不遇の男です。
結局、彼の何が天才だったのかはさっぱりわからないまま旧テニプリは幕を閉じることになり、新テニプリでも合宿に参加していなかったことから一氏くんと同じくリストラの憂き目にあったと思われていた財前くんですが、先ほどのコマをよく見ると……後ろに小さく「この合宿 めんどいから断ったんスよ…」というつぶやきが。
これを「真実」ととらえるか、それとも「天才とまで呼ばれていたのに合宿に参加できなかった男の言い訳」ととらえるかは読者の自由ですが、個人的には後者だと思いました。
さて、そんな二人はさておき、合宿では先月に引き続き粛々とふるい落としが進んでいます。
四天宝寺の白石は同じく四天宝寺の忍足ケンヤを危なげなく撃破。
乾と観月の対戦は、乾が乾汁の失敗作により腹痛で棄権。
川村と亜久津は、亜久津が勝利し、ますます鬼先輩とのリアルファイトの可能性が濃厚に。
そして立海の3番手である柳は切原にその力を見せつけ、悪魔化をものともせずにボコボコにしますが、最後は自ら試合を棄権し「この代表合宿…お前が残れ。更なる高みへ登って来い」というかっこいい決めゼリフを残して合宿を去ることを選びました。
しかしこの合宿はいわば日本を代表する選手の集まりのはずであり、普通に考えればこの場所こそが「高み」であるはずです。ならば切原をここからたたき落とすのがむしろ正しい後輩の鍛え方のはずであり、柳先輩の行動はまったくもって意味不明ですが、要するに「高み」云々はただの言い訳で、真相は柳先輩がいい加減この合宿に飽きてしまったということなのかもしれません。
そして注目の小春ですが、相手は石田銀師範。
かつて河村を客席まで吹き飛ばした波動球の威力は今もなお健在で、まともに食らった小春は特にギャグを披露することもできずそのまま宙を跳び、近くまで来ていた一氏くんに激突してそのまま二人ともノックアウト。……これを見た財前くんが「…やっぱアホっすわ先輩達」とツッコんで綺麗にオチが付きましたが、ひょっとして一氏くんと財前くんはこのためだけに出てきたのでしょうか……。
一方その頃、リョーマと金太郎はトイレに連れションに行った帰り道、練習をする鬼先輩と徳川先輩に偶然出会います。
同時に5個の球を使ってラリーを行うという衝撃的な練習をしていた鬼先輩と徳川先輩に、居ても立ってもいられず勝負を挑むリョーマと金太郎。
どうやら次回は合宿の試合そっちのけで高校生たちとのガチンコバトルが始まりそうな新テニプリですが、いよいよ鬼先輩をも凌駕する徳川先輩の実力が見えるのか。今から楽しみです。
……ところで、5個の球を同時に打ち合う練習って、いったい何の特訓になるんでしょうね。テニスってボール1個でする競技なんですけど。
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