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マルコ【2009年9月10日】
イケメンバンクの公式サイトにあるケータイ小説がヤバイ
久しぶりだなお前ら!
……ということで、また間が空いてしまいましたがイケメンバンクレビューを心待ちにしている方から多数のメールをいただいており、タキCの人気に若干嫉妬している管理人ですが、今回はイケメンバンク公式サイトを久しぶりにのぞいてみたところ大変なことになっていたので、そちらをご紹介できればと思います。
ここまでのまとめ:男だけど、イケメンと同棲することになった【まとめ】
さて、公式サイトにはイケメンバンクに関する様々なコンテンツがあり、なぜか海外のショッピング番組風に仕立てられたPVもかなりヤバイのですが、今回注目したいのはイケメンバンクをモチーフにしたケータイ小説。
タキCとの生活からも薄々感じてはいましたが、このイケメンバンクではイケメンであることがどうやら絶対正義のようで、このケータイ小説の内容もかなり天元突破してしまっています。
たとえばオープニングではこんな感じ。
私は東京の普通のOL。 (中略) 『イケメンバンク』とは、美男子の夢を応援するスポンサーのことを意味する流行語で、若い男子達は「俺に“イケメンバンク”ができた!」「あいつ“イケメンバンク”にギター買ってもらったって」などと話をしている。最近の美男子は、女性に出資もらえる時代になったことをむしろ喜んでいるのだ。 |
……これ、仮に実生活で同じセリフを吐いたら周囲の女性から総スカン食らうレベルの話だと思うのですが、恐ろしいのはこの話を考えているのが女性だということ(小説の作者は現役のケータイ小説作家)。
イケメンバンク自体が恋愛カウンセラー(女性)による監修ということで、タキCの傍若無人ぶりもここまで我慢してきましたが、いくら何でもこのケータイ小説はネタですよね? いや、ネタだと言ってほしい。頼むからこれ以上イケメンどもの横暴を許さないでほしいと思います……。
で、この小説かなり長い上に23話以降は公式サイトでは読めないので全部読むつもりは毛頭なかったのですが、あまりのプロローグの衝撃につい全部に目を通してしまいました。なんだったら23話以降も本を買って読もうかと思っているぐらいです。
ちなみに個人的に特にヤバイと感じたのは第6話、サブタイトルは「もう、ガマンできないよ……」です。一部引用します。
ペロ……。 美男子モデル・隼人の高い鼻を、舐める。 「ん……」 眠っている彼は、少しうるさそうに、自分の顔の上にあるものを払いのけた。 それでもかまわず、舐め続ける。 ぺろぺろぺろ……。 今度はニキビひとつない、つるつるの、よくお手入れされた頬を味わっている。 (中略) もう、ガマンできないよ……☆ 彼の唇に、どんどん近づいていき……。 ぺろッ☆ ついに……キス……しちゃいました☆ |
……あっ……すみません! ちょっと怒りに我を忘れそうになってました。
しかしどうやら主人公もそんな自分の立場はわきまえているようで、
「いってらっしゃい☆」 手を振って送り出していると、なんだか私、隼人くんの妻になったみたい。 でも……。 現実は、違う。 私は彼のイケメンバンクでしかないし、寝るところや食べ物やお金を提供しているだけの存在。 隼人くんは私のこと、女だと思っているわけじゃないと思う。私たち、同じ部屋で寝泊まりしているけど、いいムードになったことなんて、一度もない……。 |
と、かなりの鬱モード。
おかしいなあ……イケメンバンクって女性にとっての理想の生活を楽しめる貯金箱だったはずなんですけど……これで貯金する気になりますかね?
ケータイ小説を読んでますますイケメンバンクの存在意義に疑問を持ち始めたところで、いよいよ次回はタキC編最終章に突入です。
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