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マルコ【2009年9月27日】
おい皆、「女の子にビンタされる店」ぐらいで驚いている場合じゃないぞ
ちょっと前からネットで話題になっているのでご存じの方も多いかと思いますが、時代の最先端を突っ走る街、秋葉原に「女の子にビンタされる」という愉快なコンセプトのお店が登場したようです。
こちらがそのお店「Cute Room」のウェブサイト。
……アクセスするとわかるのですが、こういう文字が横に流れる演出ってものすごく久しぶりに見た気がします。
ちょっと90年代のインターネットを思い出してテンション上がりましたが、さらに輪をかけてすごいのがこのお店のシステム。
ゲーム機貸し出しとかDVD鑑賞とかはまだ何となくニーズがあるのはわかるとして、それ以外の項目が……「お手てをもみもみ(20分1500円・40分3000円)」とか「おねんねしましょう絵本でぐっすり(20分1000円)」といったコアな世界に入っていき、挙句の果てには「気持ち受け取ってラブレター(1通1000円)」というものまでメニューに用意されているようです。
僕の個人的な感覚ではラブレターってお金で買うものじゃないと思うんですけど、しかし案外これこそが時代の最先端を行く疑似恋愛のやり方なのかもしれません……。
……まあそんなことは全て項目6番の「つんでれ・デレデレビンタ(往復1000円)」のインパクトにかき消されているわけですけどね!
これを見て、何でお金を払ってまで殴られないといけないのかと思いましたけど、でも(往復1000円)とわざわざ「2回殴りますよ」ということをアピールしているところから考えると、つまりこれって「1回殴られるだけで1000円は高すぎる! 1000円も払うんだからもう一度ぶってくれ!」というニーズが世の中には確かに存在するということの証明なわけですよね。
僕も気づけばアラサーと呼ばれる歳になり、これまでに様々なことを経験してきたつもりだったのですが、まだまだ世の中には僕の知らない世界がたくさんあるんだな、ということを改めて実感した次第です。
―――
ところで、ビンタと聞いて「それはないわ!」と思った皆さん、どうやら秋葉原にはこれ以外にも様々な願望を叶えてくれるお店があるようですので、ビンタぐらいで驚いていては時代に取り残されてしまいますよ。
ということで、twitterでいただいた情報から3店舗ばかりお店をご紹介しますので、どうぞご自身に合うお店を選んでいただければと思います。あらかじめ言っておきますが、いわゆる大人のお店ではありません。……ただし健全かどうかは僕には判断しかねるので、これ以上ディープな世界に踏み込みたくないという方は画面をスクロールしないようお願いします。
―――
まずは「ひざまくらナースステーション」。
「エンジェル一同、お待ちしておりナース★」という微妙にハズした感の漂うダジャレが気になりますが、それはともかくここはナース服の女性にひざまくらされながらヘッドリフレしてもらうというコンセプトが売りのお店で、リフレとは「回復する」という意味の言葉。
要するにマッサージとかスパとかの親戚みたいなものと考えれば良さそうですが……。
オプションページをよく見ると、ここにもビンタ1000円(そしてやっぱり往復)というメニューが。
……ひょっとして僕らが驚いているだけで、この業界ではビンタ1000円(往復)というのはもはやカフェにおけるペペロンチーノぐらいの定番メニューなのかもしれません。
―――
続いては「あきば踏みっ娘学園」。
こちらもジャンルとしてはリフレのお店ですが、ナースではなく学生服、ひざまくらではなく足で踏まれるという独特のコンセプトが特徴です。
「足で踏まれるコミュニケーション」ということから「踏みにケーション」という造語をやたらとアピールしてきていますが、残念なことにM気質のない僕にとってはむしろマッサージのせいでストレスが溜まりそうなので、「とにかく女の子に踏まれたい」という願望のある方でないと楽しむのは難しそうです。
ちなみにオプションとして、「くつしたちぇんじ!(1回1000円)」という、それ何か意味あるの? と言いたくなるメニューが用意されていますが、ひょっとしたら踏まれたい願望を持つ方にとってはそこがものすごく重要な要素なのかもしれないので、これ以上の言及は控えておくことにします。
―――
最後は「あきば女子寮」。
コンセプトはパジャマ姿の女の子たちと部屋で遊ぶだけという、一見地味ながらも一番僕のツッコミ欲求がかき立てられたお店。
それにしてもいきなり「遊べ」と言われてもいったいどうすればいいのかさっぱりわかりませんが、これはつまり、ちゃんと計画を立ててからお店に行けということでしょうか。……確かにデートプランの一つも立てられない男はどうかと思うので、そういう意味ではこのお店のコンセプトは理にかなっていると言えるのかもしれませんが、なんかちょっとモヤッとします。
―――
ということでご紹介したこの3店舗、もうお気づきかもしれませんが、すべて同じ運営会社により経営されている系列店です。
この事実についてはさすがだなとしか言いようがありませんが、さらに3店舗の女の子たちによるDVD「みんな集まれ!メイドさん式ラジオ体操!!」が発売されているとのことで、もうわけがわかりません。
……とりあえず一つ言えることは、萌えと電脳の街として世界中が注目する秋葉原がある限り、外国がこのジャンルで日本を追い越すのはあと100年ぐらいは無理なんじゃないかなということです。
関連記事:噂のハーレム居酒屋「こくまろみるく」を本当に取材してきた(※あくまでもジャーナリズムです)
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