うちの妹が戦闘機マニアになったようです：カフェオレ・ライター

【2009年11月28日】

うちの妹が戦闘機マニアになったようです

最近、妹（イギリス留学中）と話したスカイプのチャットログを記事として載せることが多いのですが、それがやたらと好評でして、いただくメールも3割ぐらいは妹あてになっており、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちなのですが、でもまあ好評なのはやっぱり嬉しいことなので、引き続き暴走する妹をウォッチング＆公開していけたらと思っています。

……ということで表題の件ですが、事の発端は何気ない妹の一言から始まったのでした。

妹: 萩尾さんのマンガ家デビュー40周年を記念した原画展が開催されるんだって

マルコ: なん・・だと・・・
※管理人と妹は萩尾先生の大ファンです

妹: いってこい・・俺の分まで・・た・・の・・む・・

マルコ: お前の分まで見てきてやる

妹: てかこの記事によると舞台やるんやな。これも見たい

マルコ: スタジオライフ・・・

マルコ: 女性役も男性が演じる“男版宝塚”か。完全に女性しか行かんなこれ

妹: 前に一回いったけど客9割9分女だったｗ

マルコ: そらそうだろｗ　宝塚も女性ばっかやし

妹: そうやな

マルコ: 男はどこへ消えた

妹: ラブプラスかな
※ラブプラス＝最近売れまくっている男性向け恋愛ゲーム。ゲーム中のキャラクターとリアルな恋愛が楽しめる

マルコ: それやな

妹: ラブプラススレの動画みてわらった

妹: そして泣いた

妹: 日本男児＼(^o^)／

マルコ: もう男と女は自給自足すればいい

妹: その頃私は戦闘機で妄想をしていた

マルコ: どんな妄想よ

妹: まず戦闘機を擬人化します

マルコ: ほう

妹: 次に戦闘機同士の会話を考えます

マルコ: パイロット同士か

妹: 機体や機体

妹: パイロットには基本興味ないねん

妹: どういう会話かというとだな

マルコ: 俺が恐ろしいなと思ったのは

妹: うん

マルコ: お前の↑の長文が間髪入れず出てきたことやな

マルコ: すぐコピペできる状態になっとるとは……

妹: すでに書き溜めてましたけど何か＾＾

妹: ちなみに↑のエピソードはあながちただの妄想ではないからな

マルコ: あながちただの妄想だろ

妹: ちがうわ！

妹: 7割史実や

マルコ: 3割ねつ造か

妹: ちょびっとや

マルコ: 会話しとったっていう部分がねつ造やな

妹: そうや

妹: いやちがう！

妹: 会話しとったんや！

マルコ: 物理的に無理だろｗ

妹: いーや私にはきこえる

マルコ: 軍オタの道へ…

妹: ちゃうわ

妹: 純粋に興味があるだけじゃ

マルコ: そういえば前にお前とのチャットログをサイトに載せたとき、戦闘機の話をカットしたら「カットしないで」っていっぱいメールきたから

マルコ: この会話ログを公開するか

妹: いかん！！！！！！！！

マルコ: ↑の妄想部分だけをカットすれば公開できるか

妹: そこは「ちょめちょめ」にしておいてくれ

マルコ: まあお前が戦闘機を擬人化して妄想で会話させよった……っていうのはその後のくだりでばれるけどな

妹: まあそれは・・いいわ・・だって会話しよるし・・

マルコ: してないわｗ

妹: 私の中ではもう毎日みんなうるさくてー＾＾

妹: ちなみに擬人化する上での身長と体重は

身長＝全長×0.19

体重＝Log(自重/300)×71

妹: これで自然な身長と体重になる

妹: もうちょい試行錯誤するけど、わりとこれがいい感じになるんよな

妹: あとは単純に初飛行の日を生年月日にした。ただ2009年からそれを引くとやばい年になるから

年齢＝1961―初飛行の年

妹: ……に設定した

マルコ: お前のその情熱がどこから来るのかわからないぜ

妹: 私もわからないんだ(´・ω・｀)

マルコ: まさかイギリスへ行って軍オタになっていたとは知らなかった

妹: そういやさっきの妄想の話

妹: 誰も盛り上がってくれんから

妹: うっかりお父さんに話してしまった・・

マルコ: まずったな……

マルコ: 娘が戦闘機オタに・・・

妹: 誰かー！　話してー！　わたしとー！

妹: 戦闘機の話を・・

マルコ: すでに俺もついていけないフィールドにお前は行ってしまった

妹: いや行ってないって

妹: まだ入り口だから

妹: 勉強あるのみです（ｷﾘｯ

マルコ: わかったわかった、じゃあ聞くから。戦闘機の話。

妹: よし

妹: こないだロンドンのRAFMuseumっていう戦闘機の博物館に行ってきたんやが

妹: まずこれ五式戦闘機

妹: 五式戦闘機はここのが唯一の現存機らしいぞ！

マルコ: 五式……？

妹: 隼が一式。私の好きな疾風は四式。そして五式

マルコ: 隼と疾風って何？

妹: 第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の戦闘機で、隼は一式戦闘機。疾風は四式戦闘機。五式は名前ないけど・・・

マルコ: なるほど……

妹: とうとう興味わいてきたか＾＾

マルコ: そうでもない＾＾

妹: (´；ω；｀)

妹: ここの入り口には

妹: スピットファイアとハリケーン↑がおって、個人的にはこの2つのセレクトがやばい

マルコ: というと？

妹: この2人の関係性が・・

マルコ: 2“人”じゃなくて2“機”だろｗ

妹: スピットファイアはハリケーンよりも性能が上だったんだけど

妹: 当時はそんなに大量に作れるわけでもないから数がたりんってことがあって、

妹: そういうときにハリケーンがスピットファイアと一緒に戦いよったらしいんよ

妹: なんという友情・・

マルコ: 友情ではないと思うがｗ

妹: 友情だろ！

妹: この2つをセレクトしたRAFMuseumはよくわかっとる！

マルコ: つまりレギュラーがおらんから補欠を出すみたいな感じか

妹: その例えは嫌やｗ

妹: ちなみにこれが零戦

妹: これはロンドンの帝国戦争博物館っていうところにある

妹: あとこれは超有名なアメリカのP-51

妹: なんかこれの台座だけ回転しよってさｗ

マルコ: へーｗ

妹: 米軍がお金だしとんかなｗ　回りよるのこれだけだったしｗ

マルコ: むしろ周囲から浮くよねそれは

マルコ: 戦闘機だけに

妹: 誰うま

妹: 今までのは全部第二次世界大戦のやつだけど

妹: 新しいやつもあって

妹: これはタイフーンっていう戦闘機

マルコ: おお、なんかスタイリッシュ

マルコ: 現役？

妹: これは現役じゃないけど、もちろんタイフーンはまだ使われよるよ

妹: どうでもええ話だけど、ちょっと思ったのが

妹: これユーロファイターって呼ばれよるんやけど

妹: イギリス、イタリア、スペイン、ドイツが共同開発したのよ

マルコ: 多いな

妹: で、この博物館ではこいつの下にBf109（ドイツ）とか五式戦（日本）とかP-51（アメリカ）とかが置いてあるわけ

妹: なんか感慨深かった

妹: ……意味わかる？

マルコ: わからん……

妹: かつては敵同士だったけど、それらが手を取り合って開発したのがタイフーンでみんなが同じ場所におるっていうのがなんかぐっときたな

妹: もはや戦闘機の会話がきこえてきた

妹: まあアメリカは共同開発してないけどもｗ

マルコ: ああーｗ　そういうのが良いわけね

妹: ちなみにRAFMuseumにはタイフーンのフライトシミュレータがあるんだが

マルコ: ほう

妹: 子供にまじって一人で乗ってきた！＼(^o^)／

マルコ: 子ども向けかよｗ

マルコ: 子どもっていうか幼児ですやん

妹: お父さんとのりよった

妹: そこに混ざるのがどんだけ恥ずかしかったか・・

妹: 泣いていいかな・・

マルコ: 何この日本人……って思われとったな

妹: 確実にな

妹: しかも私、RAFMuseum一回入って一周して（出口と入り口がきまっとるので）

妹: 二周目はいったからな！

マルコ: 好きすぎだろ

妹: 受付の人苦笑・・

マルコ: 「恋人がこれに乗ってたの……」みたいな独り言をつぶやきながら回ればよかったのでは

妹: アウトおおおおおおおおおお

妹: じゃあ最後に美しいBf109Eの写真でも

マルコ: これは綺麗ね

妹: きれいだろ

妹: まだまだ写真はあるけど、まあこんなもんかな

妹: 4時間で350枚撮ったからな

マルコ: もうお前は戦闘機乗りと結婚するといい

妹: あーそれはやばい！

妹: '`ｧ,､ｧ(*´Д｀*)'`ｧ,､ｧ

―――

……ということで、ますます迷走するうちの妹ですが、誰かもらってやってくれませんかね……。

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