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プロフィール
マルコ
現在、電子書籍としてiPhoneアプリで購入(←クリックでiTunesを開きます)することができるのですが、その紹介文を書いてほしいと頼まれたので、正直な気持ちを書いたらなぜか苦笑いされました。たぶんぜんぜん関係ないのにBLという単語を入れてしまったからだと思います。
それはさておき出版めでたい! ということでうちでも紹介したいなと。
カテゴリとしてはライトノベルで、タイトルは「将来(みらい)の嫁が俺を殺しにきました」。えらい物騒なタイトルですが、殺人鬼にスプラッタされる話とかではないのでご安心ください。
……さてさて、まずはジャンルですが、何になるのかなー。あまりラノベに詳しくないんですけど、ちょいファンタジー混じりの学園ラブコメ、でしょうか。
主人公は男子高校生のナオ。非科学的なものは一切信じないという超現実主義者で、世界は数学ですべて説明がつくという信念を持っています。
それは別に間違いではないと思うのですが、
ということで世界は、全て数と式と計算と理論で説明がつく。不思議なことなんて何一つない。 例え、今日が聖なる日・セイントバレンタインだからって、俺が、チョコレートを身内以外から貰えるという現象が起こるはずが……。 (中略) 本日チョコを貰った数……俺は0個、親友の小太郎は約二十個。 ……どうだ、これも数値化だ。 |
これは悲しい。
ナオ、たぶん「世界は数学で説明がつく」というのはそういうことではないと思う。あとなんか学生時代の僕の言い訳と方向性がかぶってるから古傷をえぐるのはやめてほしい。
で、そんなナオのもとに、一人の少女が現れます。
彼女の名前はユリア。金髪の美少女で、見た目はナオの好みドンピシャ。
知り合いでも何でもない少女に突然話しかけられ戸惑うナオに、ユリアはこう言い放ちます。
「ナオ、お前のことを殺しにきた」 |
……。
いや、まぁ、なんだ、その。
これはね、さすがにナオじゃなくても「え?」って感じだと思うのですが、ユリアがこんな風に言うのには根拠があって。
それが、「自分は予知ができる」→「その予知で自分がナオと結婚することになる将来を見た」→「でもそれは嫌だ」→「よし、ナオを殺そう」という流れ。
……最後の最後に3段飛ばしくらいで発想が飛躍している気がしないでもないですが、ともかくこれが二人の出会いとなったわけです。ちなみにユリアの予知は妄想とかではなく、ガチみたいです。
その後、ユリアはナオの学校に転入。ナオの平和な生活は一変し、自分好みドンピシャの美少女に命を狙われる毎日が始まるのでした――。
という感じで後は小説の方でご覧いただければと思うのですが、でもナオいいよなー。
なんか本人は「命を狙われて冗談じゃない!」みたいな反応をしてるんだけど、ナオの倍の時間を生きてきた人生の先輩として一言彼に言っておきたい。
独り身のまま三十路になるとね、自分を殺しに来る嫁ですら欲しいと思うようになるよ……。
……ハイ、そんなわけで「将来(みらい)の嫁が俺を殺しにきました」はこちらから配信中ですので、皆さんよろしくお願いいたします!
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