【2011年11月18日】
今さらだけど、「テニスボールでいきなり狙撃される」状況を「活気がある」と表現するテニプリは凄いと思う
いやーすみません、今月のテニプリレビューがだいぶ遅れてしまいました。
その間にいただいたメールで
「今月の更新がなくて心配です。幸村にイップスにされたんですか?」っていうのがありまして
「その言い訳、使える!」と膝を打ったりもしたんですが、そういうわけではなくて、正直に言うと、
「先月のミラクルな展開に比べると今月はちょっと地味だなぁ……」
などという
お前何様やねん的な感想を抱いてしまったせいで、どうも気乗りがしなかったのです。
が、ジャンプSQを読んでいる友人にその話をしたところ、
「お前ちょっとテニプリに毒されすぎている。試しに読んでみたけど十分すごかった」と返されまして、「たしかにそうかもしれない」と
大いに反省したところであります。
ということで今月のテニプリを見ていきましょう。
いつもに比べるとページ数も少なめで試合のシーンもなく、いわゆる「谷間の回」というやつで、それ故に「地味」なんて思ってしまったわけですが、よく見るとそこかしこに許斐先生のセンスが光るコマがたくさんありました。
まず、前回までのテニプリで中学生チームが海外選抜チームの下位陣を葬り去ったことを聞いた皇帝こと真田が、
「負け組の革命 成功せり…だな」と邪悪な表情で宣言します。何も知らない人がここだけ見たら、まさか
この人が主人公側の人間だとは夢にも思わないでしょう。この目つき、
小動物くらいなら睨み殺せるんじゃないの?
一方、前回まで金太郎と
ヘッドバット対決を始めとするバイオレンステニス(テニス?)を繰り広げていた袴田先輩ですが、
自らの敗北を認め、バッジを渡そうとしたところを、
狙撃されます。
……まあ狙撃といってももちろんテニスボールなのですが、
テニプリに関しては「狙撃」という表現がぴったり当てはまるかなと思い、この単語を使わせていただきました。
狙撃したのは、
海外チーム上位陣の一人!(名前忘れた)
アップで見ると、
ギャー! 目つき怖い! ホンモノです! 間違いなく
本物のサイコですよこの人は!
……そんな感じで一触即発状態の中学生テニプリチームと海外選抜上位チームなわけですが、それを遠くから見ていた入江先輩が一言。
「活気が出てきましたね この合宿……」
活気か? 活気なのかこれは?
おかしいな、
僕の辞書ではこの状況を「活気がある」とは表現しないんですけど、まあなんていうか、テニプリ基準ではそうなのかもしれません。なら逆にテニプリ基準での「地獄」はどれほどのものか、ぜひ見てみたいところですが……。
さて、今にも激突しそうな両チームですが、ここで海外選抜チームのNo.1プレイヤー、平等院さんから、「一日待て。その間にオーダーを決めろ」という指示が。これに中学生チームも賛同し、とりあえずこの日の対戦は終了となります。
そして翌日の試合を控えてそれぞれが思い思いの日常を送っている最中、超久しぶりに登場した主人公・リョーマのもとに、意外なあの人が姿を現します。
……えっと、どなたでしたっけ?
(自分の過去記事を参照中)
ああ! 高校生チームのトッププレイヤーである徳川さんじゃないですか!
もうちょっと詳しく説明しとくと、いかにもすごそうな雰囲気をまとって登場したにもかかわらず
今の今までまだ一度も試合がなくてそのすごさをさっぱり発揮できず、そのうちにもっとすごい海外選抜組が登場してしまったせいで
作品的にものすごく微妙なポジションに追いやられてしまった徳川さん!
結局この人は何だったんだろう……と思っていたのですが、ここへきてようやく日の目を見るときがやってきたのでしょうか。
と思ったら、
リョーマを相手に練習を始めた徳川さん。
……たしかにボールを同時に5個打つとか、もはや
人であることをやめているレベルの技ではありますけど、どうもインパクトがないというか……結局この人が登場して今までに見せた技って、この
ボール複数個打ちの曲芸くらいなんですよね……。
正直、
許斐先生ももてあましているんじゃないかと思う不憫なキャラ・徳川さんではありますが、こうしてリョーマとも絡んできたし、来月こそは彼の活躍が見られるんじゃないかと期待しています!
【オマケ】
海外選抜チームのNo.1、平等院さんは高校3年生だから
18歳。対するコーチ陣は
30代〜40代くらいのはずなんですが、
どう見ても
右が40代で左が高校生だと思います。
関連記事:どうしよう……今月のテニプリが本当にすごすぎて言葉も出ない
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