【2012年6月30日】
これは新しい……のか? 囲碁を使った斬新なミュージックビデオが登場
メールをいただきました。
初めまして。
突然のメール失礼いたします。
囲碁好きのマルコさんにお知らせしたい事がありまして、
筆を取りました。
囲碁は、ロックの世界にも進出していたようです。。。
先日見つけたPVなのですが、
PVですが囲碁番組でした。 |
囲碁がロックの世界に進出……?
いまいちどういうことかピンとこないので、その動画を見てみました。
ミュージシャンは
「ELEKIDZ」で、曲名は
「すきすきさんすう」。……歌詞をちゃんと読んだわけじゃないですが、別に
囲碁をテーマにした曲というわけでもなさそうです。
こ、これは……。
斬新といいますか……前衛的といいますか……なんだろう、この
コメントに困る感じ。
動画を見られない人のために画像で紹介していきます。
ごく普通の囲碁番組っぽい雰囲気で動画はスタート。……が、よく見ると制限時間のところに
「10分」と書かれているのでネタだということがわかります。10分て!
すごくそれっぽい感じで対局が進みます。ちなみに益刈本因坊という表記がありましたが、この二人はもちろんPVに出演している役者さん(?)であり、本物のプロ棋士ではありません(たぶん)。でも雰囲気とかはすごくそれっぽく作っていると思います。
石を打つ手つきがちょっとおぼつかないのはご愛嬌。慣れないと難しいんですよね、あれ。
うわー解説もそれっぽい! 右上に
「協力/囲碁サロン天元」とありますが、これは本物の碁会所。どうやら↑この解説している場所、
囲碁サロン天元を借りてやってるっぽいですね。
……ちなみにここまでの間、
BGMにはずっとエレキギターと女性ボーカルのロックな曲が流れています。すさまじい違和感。
対局が進行。
……まさかこのままひたすら囲碁を打っている映像を延々流すのか?
そりゃたしかにロックだぜ! と思った次の瞬間、
なんかきたー!
いやいやいや……。
唐突にミュージシャン登場。どうやら彼らがELEKIDZらしい。
ここからは一気にPVらしくなり、
碁石で遊び始めます。
これだけだと
碁石を使って愛の告白をしているようにも見えなくもない。左下の人、すげー渋い表情してるけど。
これは何……?
あ、これ
「数」っていう字か。じゃあさっきのは
「算」か! どうでもいいけど、碁石で「数」という字を作るのはかなり大変そう。
PVも後半に入り、やっとメンバーがちゃんとした形で登場。
そして
何事もなかったかのように終了。
……いやー何とも新鮮なPVでした。見る人が見たら怒りそうな気もするけど、囲碁界は
こういうのも許されるくらいゆるい業界なのでたぶん大丈夫。
あと個人的には、
最初から最後までずっと普通に囲碁を打っているだけで終わるロックのPVというのも、それはそれでさらに
“何かの間違い感”が出て面白そうだと思いましたので、もし次回があるならぜひご検討よろしくお願いいたします。
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