【2012年7月20日】
【コラボ企画】同人誌印刷会社・緑陽社さんのイケメン営業マンと一緒に「月替わり割」のテーマについて話し合いました
同人誌の印刷を主に手がける緑陽社さんが面白い企画を実施されています。
「月替わり割」という企画で、内容は
「毎月テーマを決めて、そのテーマに当てはまる作品の本であれば印刷代が割引される」というもの。たとえば過去に実施したものだと「
ふんどし割 ※作品内にふんどし着用のキャラが登場すれば割引」や「
ボール割 ※原作が球技をテーマにした作品であれば割引」などがあります。
なお、「ボール割」に関しては
「ゴールデンボールが出てくる同人誌はダメですか」という問い合わせがあったそうですが、
それは球技ではないので対象外になったそうです。……
球技だったら、それはそれで恐ろしい話ですけど。
で、今回なんと緑陽社さんからお声がけいただき、
9月〜11月の割引テーマを選ぶ審査員をやらせていただきました!
審査に先立ち、Twitterでテーマを募集したところ、たくさんのご応募をいただきました。ありがとうございます。
ということで先日、
緑陽社さんの営業担当・田中さんと一緒に、採用するテーマについて色々話し合ってきたので、その模様をかいつまんでレポートしたいと思います。
ということで緑陽社へ。
田中さんはオシャレメガネが似合う若いイケメンです。
経歴を伺うと、かつてはバンドマン、劇団員といったオシャレロードを歩んでいた田中さんでしたが、その後なぜか
「エロ紙芝居」にハマり現在に至ったのだとか。
……世の中広しといえども、
バンド→演劇→エロ紙芝居→印刷業というロードを歩んだ方はそうはいないのではないかと思います。
そんな田中さん、開口一番、
「BLについて詳しくないんです。すみません」
なぜ謝るのか。
……というか、今回の企画のお話をいただいたときは
BLなんて単語は一言も出てこなかったのに、なぜ
ナチュラルにBL寄りの話になっているのか。
釈然としないまま選考がスタート。
田「この表のピンクのところがTwitterでご応募いただいた案、青が弊社で考えた案です」
マ「たくさんの応募があったんですね」
田「マルコさんの読者さんからもご応募いただきましたよ。たぶんこれがそうです」
……。
マ「ああ……これはそうですね……
あの事件ですね……また思い出してしまいましたよ……」
マ「なんか、
うまいこと言いたかっただけやろ! っていうのがチラホラありますね。
『こだ割』とか
『おさ割』とか。……いや個人的には好きですけども。何をどうしろとっていう」
田「そういうのは違う意味で面白いですね」
マ「普通のだと
『主従割』とか
『4コマ割』とかいいですね。戦国BASARAが好きでサイトでもよく記事にしていたんですが、時代物は人気が高いですし。4コマ割は、これを実施することで4コマ漫画描いてみようかなって思ってもらえると面白いかも。普段4コマ漫画を描かない作家さんに描いてもらえると、ファンとしては嬉しいし」
田「じゃあその2つは決まりですね! 漫画の技法的なところでいくと、『ページ角にパラパラ漫画がついてるよ割』も良さそうかなと。時間をかけて愛を詰め込んでいるところを割引という形で評価できるといいですね」
マ「たしかに同人誌はモチーフの作品への愛がすべてですよね。そうなると
『原作終わったけれどぼくたちまだまだがんばります割』もよさそう。原作終了から5年以上経っている作品を原作にしていれば割引とか。好きな作品をずっと扱っている人を応援したいです」
田「ではこの2つも決定で! この中になくてもいいので、マルコさん自身は何か思いつきませんか?」
マ「うーん……やっぱり時事ネタが欲しいかなーと思うんですよね。今だと、
『スカイツリー割』とか……」
田「ああ、いいですね!」
マ「スカイツリーを舞台にしているとか、スカイツリー擬人化とか、とにかくスカイツリーが絡んでいればOKにしましょう。
比喩表現もありで!」
田「比喩表現?」
マ「いやほら、ここは緑陽社さんの社内なのであまり具体的には言えないですけど、
何かをスカイツリーに例えるとかそういう……」
田「ああ。『お前のスカイツリーがもうこんなにエレクトしてるぜ』みたいな?」
マ「
あっさり言い放ちましたね」
田「……とにかく、それでいきましょう! あと応募案の中で個人的に気になるのは『エクスカリバー割』です。これって中世ファンタジーとか、アーサー王の物語をネタにした作品ってことでしょうか」
マ「いや……たぶん、ですけど……これもうちの読者からの投稿ではないかと……」
参考:生きていく上でまったく知る必要のないボーイズラブの最新事情まとめ
田「え? あ! ああ、なるほど、そういうことですか、なるほど!」
マ「……
すぐ納得されたのが微妙に引っかかりますけど、でもこういう“物”をテーマにした割引も良さそうですよね」
田「たとえば“日本刀”とかですかね」
マ「『主従割』は日本限定ってわけじゃないから被らないし、日本刀はいいかもしれませんね」
田「じゃあ『日本刀割』でいきましょう! 物語の中に何らかの形で日本刀が出てくればOK!」
マ「……
比喩表現は?」
田「もちろん、ありですよ! 菊一文字とかまさに、ですよね!」
マ「……」
田「日本刀の刀身はまた良い感じに反ってますからね!」
マ「……」
田「僕としてはその場面でのセリフは『先輩…突きですっ!』みたいな感じでお願いしたいですね!」
田中さんがBLに詳しくないというのは絶対にウソだな、と思いました。
……そんなわけで9月〜11月における6つの割引テーマが決定しました!
ご応募いただいた方、ありがとうございました!
念のために書いておきますけど、今回の割引はBL限定じゃないですからね! 男性向け女性向け関係なく、テーマに沿っていればOKです。詳細は
緑陽社さんのページをご覧ください。
では田中さん、最後に当サイトの読者に向けて一言お願いします!
緑陽社さん、田中さん、ありがとうございました!
関連リンク:緑陽社・月替わり割
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