【2012年10月31日】
トイレメーカーのTOTOがサッカーくじのtotoとまさかのコラボ! 謎の技術力でゴールキーパーになる便器を開発!
TOTO(トートー)といえばトイレを中心に住宅の水まわり関連の製品を提供する有名なメーカー。
一方で、
toto(トト)といえばJリーグを対象としたサッカーくじの愛称で広く知られる公営ギャンブルです。
この二つ、文字で書くと
アルファベットの大文字か小文字かの違いしかないため、非常にややこしい。
とはいえ、
基本的にトイレとサッカーくじはまったく無関係な業界なので、特に問題になることもなかったのですが……。
そのTOTOとtotoが、先日
まさかのコラボレーションプロジェクトを発足しました。
その名も
「トートートトト」。……要するに
「TOTO と toto」です。そのまんますぎや!
いったいなぜ両者がコラボすることになったのか、というか
そもそもトイレメーカーとサッカーくじがコラボして何をしようというのか。さっそく公式サイトを訪れてみました。
……謎のコラボのコンセプトは
「グリーンを増やすこと」でした。
TOTOは水まわりのトップメーカーとして二酸化炭素を削減し環境を保護、そしてtotoは収益の一部をグラウンドの芝生化にあてることで、お互いに「緑を増やす」活動に取り組んでいくのが今回のコラボの目的だったようです。
一見すると無関係な両者ですが、たしかにその点においては共通しているといえなくもありません。……というか、
共通しそうなポイントはそこしかありません。コラボの話が先か、共通点を見出したのが先かはわかりませんが、担当者の発想にはただただ感心するばかりです。
発想といえば、
このロゴについて公式サイトでは、
「TOTO(トートー)の青とtoto(トト)の黄色が合わさると緑になるという驚きの発見から生まれたロゴだ!」と説明。……うまいことまとめやがって!
なお、どっちが言い出したコラボかはわかりませんが、TOTOは昨年の同じ時期に、
これが日本の技術力! TOTOが便座とバイクを合体させた「トイレバイク」で西日本走破の旅を計画中より
トイレとバイクを合体させたトイレバイクを大まじめに開発し、日本全国を行脚するという
大企業とは思えない自由なプロジェクトに取り組んでいたので、おそらく今回も
言い出しっぺは十中八九TOTOの方だと思います。
さて、そんなTOTOが単に
「プロジェクトやります」と宣言しただけで終わるわけはないですよね。
YouTubeにアップされていた公式PVをご覧いただきましょう。
……「S.G.T.K」(スーパー・グレート・トイレー・キーパー)という
露骨に悪ノリしたタイトルもさることながら、
ゴールキーパーの位置に鎮座した便器が異様な雰囲気を醸しだしています。
いったいここから何が始まるのか。
……そんなゴールに向かって歩く男が一人。
えー! 元日本代表の久保選手じゃん! 何やってんの!
その久保が誰もいないゴールに向かって……失礼、
便器が守るゴールに向かってシュート!
ボールは当然のようにゴールに吸い込まれ……
!?
べ、便器が動いたーー! ……動いたっていうか……
傾いたーー!
さすがの久保もこれには驚いたのか、一球目を外してしまいます。
い、いやしかし、傾くなら真ん中を狙わなければいいだけのこと……
気を取り直してもう一度……
!?
↓
傾いた便器からボールが出てきてシュートを弾き返したーー!
実はこの便器、TOTOの独自開発した技術でシュートモーションを解析し、0.1秒以内にボールの到達点を立体で予測。
便器に仕込まれた超高速モーターによって0.1秒で便器を傾け、ギャジット社製の強力バネでボールを射出することができる特別製の便器なのだ!
そう……これぞまさに……!
スーパーグレートトイレットキーパーの実力なのd
やかましいわ!
そら久保も
「マジで?(笑)」みたいな顔になるわ!
ていうか、
グリーンがどうとかいう話はどこへいったんですかTOTOさん!
……そんな感じで、ふたを開けてみれば
やっぱりいつものTOTOだったな、という結論で終わってしまいましたけど、トイレにこれだけの仕組みを仕込める技術力はさすが世界一のトイレメーカー。ぜひTOTOには
今後もこの方向性を突き詰めていってもらいたいと思います。
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関連リンク:トートートトト公式サイト
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