【2012年11月23日】
テニプリで数ヶ月に及んだガチな殺し合いがついに決着! 処刑技の内容エグすぎにつき閲覧注意!
だいぶ遅れましたが今月のテニプリですよ!
いつも通り、ここまでのあらすじを……と思ったのですが、もう毎回同じことを書いているので、今回は
スリーステップ解説でサクッといかせてもらいますね。
【STEP1】現在行われている試合は、中学生の
木手&ブン太 VS 高校生の
君島&遠野のダブルス。
【STEP2】試合中に木手がブン太を裏切り、相手ペアにつく。
ダブルスなのに3対1という珍妙な状況に。
【STEP3】色々あって木手が再びブン太の味方に戻り、やっと
普通(?)のダブルスがスタート!
以上です!
詳細を知りたい方は
過去記事をご覧ください。
さて、そんなわけで試合が再開したわけですが……
ここまでの一連の流れにブチ切れたのは、高校生ペアの遠野先輩でした。
遠野先輩といえば
"処刑人"という、
スポーツマンシップ的にありえない異名を持つ突き抜けたサディスト。
しかし、木手・ブン太ペアの予想以上の粘りに手こずらされ、処刑が思うようにいかないことで相当イラついているようです。
ついに本気を出し、立て続けに処刑技を繰り出し始めた遠野先輩。
……正直、
この人からはかませ臭しかしないわけですが、しかしどんな状況になっても
一貫して"点を取る"ではなく"相手を殺す"ことに全力を注ぐブレない姿勢は尊敬に値すると思いました。
ブレないといえば、
いくら味方とはいえ、
背後からこんなボールを打たれてもまったく動じないブン太の精神力のブレなさ加減もすごいな、と思いますけどね。
……あ、そうそう。当サイト初見の方ですとか、テニプリに慣れていない方はこれを見て、精神力どうこうではなく
「ボールがそんな曲がり方をするか!」というところが気になると思うのですが、
それはテニプリ読者が7年ほど前に通過した場所ですので、あしからず。
さて、そんなこんなで遠野先輩は自らの持ちうる13の処刑法をすべて繰り出し、今度はブン太ではなく木手を集中的に攻撃し始めます。
驚くことに、今月号にはなんと13の処刑法リストがすべて掲載されていました。ここからは
想像力豊かな方はちょっと閲覧注意です。
そのラインナップを書き出しますと、
1.切腹
2.銃殺
3.生き埋め
4.苦痛の梨
5.コロンビア・ネクタイ
6.セメント靴
7.ファラリスの雄牛
8.ウィッカーマン
9.松の木折り
10.聖アンデレの十字架
11.鉄の処女
12.電気椅子
13.ギロチン
……こうして書きだしてみると、
一つとしてテニス用語が含まれていないことにあらためて驚いてしまいますが、よく考えると
テニプリでは別に珍しいことではありませんでした。(例:跡部王国)
ちなみに上記の処刑技は
すべて実在する拷問の方法で、中でも
「苦痛の梨」は
洋梨の形をした鉄製の器具を女性器に挿入し、ネジを回して押し広げ苦痛を与えるというかなりヤバイ代物です。
残念ながらこの試合で披露されることはなかったのですが、いったい許斐先生は
「苦痛の梨」をテニスの試合でどう表現するつもりだったのか。気になって仕方ありません。……
いつか本編で描かれることを切に願っております。
その「苦痛の梨」以外のほとんどの技に関しては今月号でひと通り描かれているのですが、中でも特にエグいなと思ったのが、
喉をナイフで切り裂き、その裂け目から舌を引っ張りだすという世にも残虐な拷問を模して、ボールを喉に直撃させる
「コロンビア・ネクタイ」と、
ラケットの先端に強烈なボールを当て、ボールの勢いでラケットを相手の腹に押し込む
「切腹」。
……ラケットを押し込むレベルのボールなら、
直接顔面に当てた方がさっさと相手を殺せると思うのですが、そこはじわじわといたぶるのが大好きなサディストの遠野先輩。
もはや
やっていることはテニスというよりもサーカスに近いですが、そうまでして拷問の名前を技につけたかったのかなと思うと、それはそれで
正統な中二病という感じがして微笑ましいです。
そんな遠野先輩の処刑を受けて満身創痍になった木手。もはやこれまでかと思われた中学生ペアでしたが、伏兵は思わぬところに潜んでいました。
隙を突いて飛び出したブン太が放ったボールが、遠野先輩の左膝にジャストミート!
遠野先輩は大きな悲鳴を上げて地面に崩れ落ちてしまいます。
実は遠野先輩、左膝に古傷があり、そこが唯一の弱点だったのです。
かつて木手が"交渉人"の君島先輩から
「遠野を再起不能にしてほしい」と依頼を受けた(参考:
ここ数ヶ月、テニプリ読者を悩ませてきた謎の真相がついに明らかに! 「あいつとダブルス組みたくないなぁ」→「よし、殺そう」)際、君島先輩は「遠野は左膝に古傷がある。そこを狙え」と木手にアドバイスしていました。
しかし、その場にいなかったブン太がなぜ古傷のことを知っていたのか――。
実はここに、
この試合最大のカラクリが隠されていたのです。
そう、
君島先輩から交渉を受けていたのは、木手だけではなかったのです。
ブン太もまた君島先輩から「遠野を再起不能にせよ」という依頼を受けていました。交換条件は、ブン太のチームメイトであり立海部長・幸村の病気を完治させる手術を君島先輩のコネで行うこと。
この条件を呑んだブン太は、木手とはまた別に、密かに遠野先輩抹殺のチャンスを伺っていたのでした。
お互いに満身創痍となったこのダブルス、結果は遠野先輩と木手が双方とも戦闘不能になったことにより、ギリギリのところで高校生ペアの勝利となりました。
謎が謎を呼ぶ、非常に面白い試合だったと思います。……
テニスと呼んでいいかどうかはさておき、ですけど。
あ、でも今月号で一番面白かったのは、
「便所…一緒に行くかい?」
こちらのコマの、
最高にかっこいい連れションの誘い方だと思いますけどね!
関連記事:ここ数ヶ月、テニプリ読者を悩ませてきた謎の真相がついに明らかに! 「あいつとダブルス組みたくないなぁ」→「よし、殺そう」
前へ 次へ