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【2013年1月1日】

小林幸子、その紅白の軌跡。【完全版】




あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて……年末の楽しみといえば紅白歌合戦ですが、今回の紅白には小林幸子が出場しませんでした。もう何十年も連続出場していたのに、ここで出場できないとは残念な限りです。代わりに水森かおりがデカいかき氷っぽいドレスで登場し、これはこれで楽しかったのですが、やはり小林幸子にも活躍してもらいたいところ。

ところで、当サイトでは3年ほど前に「小林幸子、その紅白の軌跡。」という記事で、過去20年以上に及ぶ紅白での小林幸子のセット……いえ、衣装の変遷をまとめたのですが、今回そちらの記事に2010年、2011年分を追加し、「完全版」としてお届けしようと思います。

このまとめを機に小林幸子人気に火がつき、次の紅白では再びド派手な衣装でカムバックできますように!


それでは、まずは23年前となる1990年から。


ここ最近の紅白の小林幸子を見慣れた人に信じられないかもしれませんが、23年前はこれがMAX形態でした。いや、他の出演者と比べれば十分豪華な衣装なんですけど、今となっては普通すぎて「これは小林幸子のパジャマです」とか言われたら信じてしまいそうです。ちなみに衣装の重さは30kgだそうです。


グッと派手になりましたが、それでもまだまだ地味な部類の衣装です。最近の小林幸子は首の骨が折れるんじゃないかと心配になるくらい重量感のある帽子(と呼んでいいのかはわかりませんが)を身に付けていますが、この頃はまだトンガリコーンみたいな形状でとても軽そうです。


衣装が横に広がり始めました。現在のSACHIKOスタイルへの第一歩を踏み出した年と言っていいかもしれません。


よく見ると金色の羽根にペガサスが描かれているのがわかります。この頃からでしょうか、小林幸子の衣装が「セット」と呼ばれるようになったのは……。ちなみにこの画像だとまったくわかりませんが、幸子本体は中央にいます。


これもすごく美しい衣装で僕のお気に入りです。光とドライアイスで演出されたボールに目を奪われますが、被り物のカラーセンスも何かとすごいです。


一瞬UFOみたいに見えますが、違います。観音様です。この画像だけだと軽そうに見えますが、実は過去の衣装の中でも最大級の重さで、なんと8トンあるらしいです。8トンて……。


氷の結晶を背負った小林幸子。実際にはこの形状に変化する前にわりと普通の着物姿で登場していたので、人間に化けた雪女が正体を現す――という流れなのかと思いますが、最終形態はどう見ても雪女というより氷の女王と呼んだ方がしっくりきますよね。……と思っていたら氷の女王はちゃんと後で登場するので心の準備をしてお待ちください


さらなる進化を遂げた小林幸子の衣装は、とうとう神の領域にまで到達しました。卵のような形状から形態変化して、美しい羽根を広げた蝶のような姿に変化するそのギャップがすさまじい。


光ファイバーで作られたセットに緑の衣装が映えて美しい……などと見ている方は呑気に感想を言えるのですが、このセットの重さは2トンあるらしいので、大道具さんは裏で冷や冷やものだったんじゃないかと思います。


内容を覚えていなかったのでWikipediaで確認したところ、着物の早変わり及び回転しながら上昇する動作がこの衣装のポイントだったみたいです。ていうか「回転しながら上昇」ってあまり衣装に対して使う言葉ではないような気がします。


画像だとものすごいことになっていますが、最初は普通に登場して歌い始めた珍しい年。どれくらい珍しいかというと、小林幸子がちゃんと舞台袖から歩いて出てきたのは10年ぶりだったそうです。


どれが本物の小林幸子かわからないと思いますが、それもそのはず。ダンサーたちが被っているのは小林幸子をモチーフにしたマスクなので、つまり全員が小林幸子なのです。ずっとど派手な衣装が続いて視聴者が慣れ始めたところに、こうやって斜め上から攻撃してくるのがエンターテイナー小林幸子のすごいところ。


こっちが真の氷の女王。雪女のときよりさらに白さを増していて、これはもはや神々しいという言葉がぴったりなレベル。


氷の女王から一転して、翌年はカラフルな孔雀をテーマにした衣装で登場した小林幸子。ですが、この年は電気トラブルにより3つある羽根のうち1つしか動かなかったそうです。言うまでもありませんが、この話のポイントは衣装の話なのに電気トラブルという単語が普通に出てくるところです。


そして舞台はアテネへ……。なおこの年は新潟県中越地震の被災者に配慮し、紅白では派手な衣装を自粛。出すはずだったこの衣装は、後日NHK歌謡コンサートで披露されたときのものです。


さて、2005年です。そろそろ記憶に新しい衣装が登場し始めました。「冬から春へ」と題されたこの衣装では背景の移り変わりで季節の変化を表現したもの。そう……小林幸子はついに時をも操ったのです。


伝説に語られる火の鳥に扮した2006年。途中、高さ8メートルまで小林幸子を持ち上げた特殊リフトはなんとNASAが開発したものなのだとか。いいぞNASA! もっとやれ!


ただ純粋に美しい万華鏡をテーマにした衣装。そういえば今ふと思ったのですが、小林幸子の顔がどこにあるのかわからなくなったのはいつからなんでしょうね……。


いよいよ2008年。「砂漠に突然現れたオアシス」がテーマですが、僕がもし砂漠を旅していてこれに遭遇したら死を覚悟すると思います。ちなみにこれも高さは最大8メートル。過去の衣装の高さがいずれも8メートル前後であることを考えると、どうやらこのあたりがNHKホールの天井の高さ、あるいは技術力の限界値なのではないかと思われます。


そして2009年、これまでの衣装をはるかに上回る超ド級の衣装が、全国のお茶の間、そしてネットユーザーの度肝を抜く事になりました。


誰もが我が目を疑った衝撃のメガ幸子。高さ8.5メートル! 横幅8メートル! 奥行き5.4メートル! そして総重量は3トン! すべてにおいて超ド級! まさか勘違いする人はいないと思いますがいちおう言っておくと、本物の小林幸子は手のひらにのっかっている方ですからね。



2010年、第61回紅白歌合戦。テーマは「母鶴」。色が白系で統一されているからか、前年の「メガ幸子」に比べるとずいぶんおとなしい感じの衣装で登場した小林幸子でしたが、幅13メートル、高さ8メートルというサイズは2007年の「桜の万華鏡」と並んで歴代衣装でも最大級。そもそも鶴が羽を広げる前、「なんか今回は地味だな〜」と思いながら見ていた歌い始めですら、高さ5.5メートルの位置からスタートしているという事実に、僕たちは"慣れ"の恐ろしさをもっと噛締めるべきだと思いました。



そして2011年……。2009年のメガ幸子に続くメガ第2弾の「メガ獅子」。間奏で暗幕から巨大なメガ獅子が登場して小林幸子を丸呑みにするも、その後メガ獅子の頭部から小林幸子が出現して獅子と同化するという一連の流れは、まさにラスボスが最終形態へと変化するプロセスそのもの。なお、この獅子の体長は約8メートルで重さは2.5トンらしいです。……今、「数字的にはそうでもないな」と思ったあなた、ちょっと冷静になった方がいい


―――


ということで、小林幸子・紅白の軌跡でした。

NHKさん、次回こそはよろしくお願いいたします!


【オマケ】

今回、紅白に出場しなかった小林幸子は大晦日に海外に出ていたらしいのですが、同日ニコファーレで行われたニコニコ生放送のイベントに映像で出演し、


CG映像を駆使して観客席をビームでなぎ払っていました



……どんな舞台、どんな状況においても全力で期待に応える、これこそが真のエンターテイナーだと思います。





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※2001年9月から2008年12月のアーカイブは一部を残して非公開です。

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