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【2013年9月19日】

新テニプリで「ボールを打ったあと、二度目のスイングで軌道を変える技」が登場!



いかんいかん……ぼーっとしてたら2週間もサイトを放置してしまってました。昔は放置したなぁと思ってもせいぜい1週間くらいだったので、若い頃に比べると時間の流れ方が倍になっているということでしょうか。おそろしいですね。

そんな感じで当サイトは2週間ぶりの更新になってしまいましたが、今月のテニプリでは4年ごしの伏線回収が行われました。

一応おさらいしておくと、現在は高校生VS中学生のレギュラー入れ替えをかけた戦いが佳境を迎えているところ。



真田・亜久津という特濃コンビが、高校生のトップダブルスである種ヶ島・大曲ペアに挑んでいます。

その中で、大曲先輩がまさかの「ラケット二刀流」という曲芸……いえ、スゴ技を見せつけたところまででしたね。

※2013年8月号より

ちなみにこれ、読者の方からいただいた情報によると明確なルール違反らしいので、皆さん実際のテニスの試合では使わないようにしましょう

そして今月号へ……。

いよいよ真田・亜久津ペアの反撃なるか!? というところからですが、

ひとつ気になることが。


現在、一人でダブルスを戦っている(ペアの種ヶ島先輩は休憩中)大曲先輩ですが、よく見ると二刀流のラケット、バックハンドを逆手で持っているんですよね……。

それで力が入るの? と聞きたくなりますが、きっと何か理由があってのことなのでしょう……うん……。

さて、そうこうしているうちに、ついに真田・亜久津ペアの反撃が始まります。

何かに吹っ切れた真田が放ったボールは、一見すると普通のショットに見えるのですが……。


なんと、大曲先輩の直前で90度方向転換。……平松のシュートだってこんなに曲がらないだろうと思うのですが、さらにおそろしいのはこれがノーバウンドではなく、ワンバウンドしてから曲がっているという事実です(この後、バウンド描写があります)。

いったいどんな回転をかければこんなふうに曲がるというのでしょうか。

というか、こんなもん絶対打ち返せないだろう、と思ったら、


大曲先輩、とっさに左手に持っていたラケットで返球

……役に立った! 逆手が役に立ちましたよ! 別に逆手である必要はない気もするけど、そういうことにしておこう!


さあ、この謎の変化球でいよいよ本格的に中学生ペアの反撃開始です!



さっきのはマグレかと思ったら……


今度は逆方向に90度方向転換! ひょっとして曲がる方向は自由自在なのか! こ、これは恐ろしい……。


で、大曲先輩、これをかろうじて左手のラケットで返球。持っててよかった2本目のラケット!


……まぁでも、そんなことよりも気になったのは、

↑大曲先輩がバックハンド側に来たボールをわざわざ右手のラケットで返そうとしていることですけどね!

左手のラケットは何なんだよ!


……そんな大曲先輩の"二刀流のふしぎ"はさておき、いったい真田のこのボール、どんな原理で90度も曲がっているのでしょうか。

実はこれ、


ボールを打った後に、もう一度ラケットを振ることで……


「二度目のスイングで強引に気の流れを変えている」(by大曲先輩)ということらしいのです。


……。


一言、いいですか。



ラケットは芭蕉扇じゃないよ!




……あ、"風"じゃなくて"気"だからいいのか。


いや、ダメだろ。


ま、そのあたりはまた次号以降で詳しく語られることを期待して、問題はなぜ真田が急にこんなボールを打てるようになったのかということです。


実は、

真田はここで「黒色のオーラ」に目覚めていたのでした。


……黒色のオーラって何だよ、と思われる人は多いかと思いますが、ご安心ください。現時点ではこれが何なのか許斐先生以外誰もわかっていませんので。

実はこれ、真田がかつて幸村と対戦した際に一瞬だけ見せたオーラです。

あのときは真田が幸村に五感を奪われたことがきっかけで、一瞬だけ黒いオーラを身にまとったのですが、当時はオーラをコントロールできなかった真田が敗北していたのでした。

当時、記事も書いたので覚えていましたが、今見返すと2009年の7月発売号で出てきたものだったようです。実に4年ぶりの伏線回収です。ていうかもうそんなに経ってたのかよ……。
参考記事:新テニプリ、「皇帝VS神の子」の結末は新展開へのフラグか?


〜そろそろついてこられなくなっている人へ〜
幸村とは真田のチームメイトで、中学生編でのラスボス的存在でした。通称は「神の子」。試合中に対戦相手から視覚・聴覚・触覚といった五感を奪い、強制的にイップス(精神的な原因によりスポーツでの動きに支障をきたす運動障害)にしてしまうという、人間を逸脱した能力の持ち主です。

……あのときに一瞬見せた黒色のオーラを真田が本格的に使えるようになったのであれば、この試合、逆転もあり得るのではないでしょうか。……正直、黒色のオーラとかめちゃすごそうな雰囲気を漂わせている割には、今のところボールを曲げるという地味な技しか出てきてないのが気になるところではありますが、きっとまだまだ隠し球を持っているに違いありません。

ということで、形勢は逆転! 大曲先輩ピンチ!

……と思いきや、


すっかり存在感を失っていた種ヶ島先輩がここで試合に復帰! 真田のボールを難なく返してしまいました。

実は種ヶ島先輩、どんな必殺ショットもすべて「無」にして返してしまう(解説by鬼先輩)という、こちらも人間やめてる系の能力者だったのでした。


二転三転する展開にハラハラさせられますが、今月はここまで。

なんと来月は休載ですので、「黒色のオーラ」と「無」の正体は11月までおあずけということになりそうです。

次回も楽しみです。





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