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【2017年2月21日】

咽頭炎と高熱でライターとして終わりかけた数日間をご報告します



しばらく「咽頭炎」という病気でダウンしていました。

仰々しい文字列に「マルコさん死ぬの?」と思われたかもしれませんが、誤解を恐れず言うと咽頭炎の症状は「喉風邪のひどいやつ」みたいな感じで、今は無事回復しております。

ただ、このままだと僕の場合、気を抜いて来年の同じ時期あたりに同じ症状で苦しんでいる可能性がありますので、繰り返さないためにも一連の流れをここに記録しておこうかと思います。

■始まりは喉の痛み

そもそもの始まりは2週間前の日曜のことでした。

朝起きたとき、すでに喉に違和感がありました。

(……なんか、喉がいつもより乾いている?)

ただ、このときは特に何も危機感は持たなかったんですよね。まぁ、皆さんもそうだと思います。飴なめとこうかな、くらいなもんです。

この日は友だちとテニスをする予定がありましたので、普通にご飯を食べてから準備をして出かけました。そうですね、午後1時ごろだったでしょうか。

テニスは楽しく遊ぶことができました。ただ、ちょっと気になったのが、このときテニスコート内は陽が強く照っていて、逆にベンチはがっつり日陰だったことです。

8人のうち4人ずつコートに入るため、「試合→休憩→試合→休憩」というローテーションでプレイします。

すると、どうなるか。

「体を温める→冷やす→温める→冷やす」のループに入ってしまうんですね。

エアコンで風邪をひく人なんかはわかると思いますが、この「温めると冷やすのループ」はけっこう体にきます。

それでまぁ、テニスは何事もなく終わったのですが、問題はその後、皆でお店に入ってお酒を飲んでいたときでした。

はっきり自分でもわかるほど、みるみるうちに体調が悪くなっていったのです。

お店に入って1時間後には、明らかにテニスの疲れではない別のステータス異常――一般的に「熱」と呼ばれるアレ――が僕を襲っていました。RPGでいう「毒」状態ってこういう感じなのかな、と思いました。

(あー、これ絶対アレだな。日向と日陰をループしてたアレだな)

あまり心配をかけるのもどうかと思ってがまんしていたのですが、飲み会が2時間を迎えるころには、隠しきれないほどはっきり表情に出てしまっていました。

「原稿の締切が昨日だったことを思い出した瞬間」みたいな表情をしていたからか、さすがにメンバーにも心配され始め、僕は早々に引き上げることに。

しかし、さらなる地獄はそこからだったのです……。

■39.2℃の高熱にうなされる夜

店を出て駅に向かったのですが、一歩歩くごとに、HPが吸い取られていくのがわかるのです。

言うなればゲーム序盤の装備のまま、終盤のダンジョンの毒沼を歩いているようなイメージです。

足を踏み出すたびに、「グシャンッ」という音と共に画面が揺れている気がします。本当は毒沼じゃなくて、単なるアスファルトなんですが。

そんなこんなで何とか駅まで到達し、電車にon。

そこから家までがまた、1時間近くかかる距離でした。地獄第二幕の始まりです。

吊革にぶら下がるように立っていた僕の顔は、たぶん「物撮りのために借りた発表前の製品をどこかに置き忘れたことに気づいたとき」みたいな表情になっていたと思います。

そんな誰にも伝わらない例えはどうでもいいのですが、とにかく電車に乗ったとき"30"くらい残っていたHPは、自宅に帰り着くころには完全に"1"になっていました(ちなみに平常時の最大HPは9999として計算しています)。

帰り着くなり、ベッドに倒れ込み、しばし回復に努めます。

しかし、一向によくなる気配がありません。

というか、むしろ熱が上がってきている気がします。

自慢ではないですが、僕はほとんど熱を出しません。なので、熱が出ても、それがどの程度ヤバイ状態なのかがわからないのです。

そうやってもたもたしているうちに、どんどん急上昇するお熱さん。

自分の体があまりにも熱すぎて靴下をはいていられなくなったとき、さすがに朦朧とした意識で「やばいぞ」と思い始め、熱を計ってみることにしました。

すると、

39.2℃

いや、ちょっと待って。

39℃オーバーて。

これ、あれじゃないの。

死ぬやつじゃないの?

……言い忘れていましたが、僕はとにかく心配性です。

自分のことだけでなく、家族や友だちから世間話程度に「最近、お腹の調子悪くてさー」などと言われようものなら、即座に「死ぬ病気だと怖いから病院へ行け」とわりと強めの口調で詰め寄るくらい心配性です。

飛行機に乗るときはつねに落ちても悔いが残らないよう過去の思い出を振り返りながら頭の中を整理していますし、地下鉄で電車を待っているときなんか、「もし殺人鬼が次に入ってくる電車にいて、窓から鋭利な長い刃物を突き出していたら、ここで待っている人がすごいスピードで順番にスライスされてしまう……」と妄想して、電車が見えたらいつでもしゃがんでよけられるよう心の準備をしているくらい心配性です。

そんな性格なので、39.2℃の熱は僕にとって、いわば「死の宣告」に近いもの。

これはいったい何なんだ。

熱があることにショックを受けてさらに熱が上がりそうになりながら、とりあえず常備してあった解熱剤を叩き込んで、ベッドで天井の染みを見つめ続けます。

そうやって命を守る動物のごとくジッとしていると、ようやく少し熱が引いてくるのがわかりました。

しかし、安心はできません。喉は相変わらず痛いし、熱が下がったのも解熱剤が効いただけでしょう。

ひとまず寝ることはできたので、朝を待って病院に行くことにしました。

■続く微熱に恐怖し、ネガティブワードで検索しまくる

――翌朝。

喉は本格的にひどいことになっていました。まず、声が出ません。何か言おうとしても、声にならないのです。声のつもりで発した息は、カヒューカヒューという空気音になって、虚空に吸い込まれてしまいます。

声なんて出せて当たり前と思っていましたが、いざ出なくなってみるとどうすれば出るのかがわからず戸惑ってしまいます。

普段当たり前にできることがいきなりできなくなるというのは、なかなかの恐怖です。

そして、微熱。

さすがに39℃超えはありませんが、37.5℃くらいの微熱がずっと続いています。

先ほども言った通り、僕は心配性です。

それも、「軽い症状が続く」ということに敏感です。

ぐわっと39℃まで上がってすぐ平熱に下がったなら「一時的な風邪かな」くらいで自分を納得させるのですが、37.5℃くらいの微熱が長く続いているというのは、「何か体が警告を発し続けているのでは……」と心配メーターがどんどん上昇してしまうのです。

こういうふうに不安になったとき、人は2種類のタイプに分かれます。

「まあ、大丈夫だろと気持ちを切り替える人」と、「最悪の状況をシミュレーションする人」です。

僕は後者です

さっそくスマホを取り出し、「微熱」や「喉の痛み」で検索します。

……が、たいした情報が出てきません。「微熱は何度からですか?」みたいなQ&Aばっかり出てきます。

違うんだよ! 今知りたいのはそういうクイズの答えじゃなくて、「微熱が続いた場合、最悪どういうふうに死ぬのか」が知りたいんだ!

そこで検索ワードを変更します。

「微熱 死」とか、「微熱 手遅れ」とか、「喉の痛み 余命」とかで検索して、とにかくネガティブな情報を見つけようとします。

しかし、なかなかうまくいきません。

目を皿のようにして検索結果を眺めながら、信憑性よりもほしい答えだけを求めてしまう自分を客観的に見て、(WELQの件を笑えないな)と思いました。

……結局、さほどヤバイ情報が出なかったのですが、もう一つ僕はとある想像をしていました。

それは、

これはひょっとしてインフルエンザなのでは?

ということです。

普段、通勤のない生活をしているので油断していましたが、可能性としてはゼロではありません。

ただ、高熱が出たとはいえ、解熱剤で引いたので大丈夫かなと勝手に思い込んでいたのですが……。

もしインフルエンザだとしたら、かなりまずいです。

明日からは取材など人と会う仕事がもりもり入っているからです。

しょうがない、インフルエンザかどうかだけでもはっきりさせておくか……。

そう考えて、重い腰を上げ、近くの病院へと足を運ぶことにしました。

■貧血を起こす準備はできている

喉なら耳鼻咽喉科かなとも思ったのですが、とりあえず内科へ。ここで何かあれば耳鼻咽喉科に回されるでしょうし、もっと悪い病気なら大学病院なんかを紹介されるでしょう。そして不治の病名を宣告されるのでしょう……。

病院についてもなお、「最悪の場合」をシミュレーションすることに余念がありません。

受付で問診票をもらい、症状を記入します。

「インフルエンザの検査を受けていかれますか?」という質問にはもちろん全力全開YES!

すると、「こちらへどうぞ」と病院の隅っこにある隔離された空間(といってもパーテーションで仕切ってあるだけ)へと通されました。

「インフルエンザ検査はここで行います。もし陽性だった場合、診察もこの場所で受けていただきます」

(なるほど、ここが処刑場というわけか……)

「え?」

「いえ、なんでも」

そこからは皆さんもよくご存知のインフルチェック。

鼻に細長いヤツを差し込んでぐりぐりするアレを受け、ボーッとしながら結果を待ちます。

気持ちは複雑です。

もしインフルエンザが確定したら、明日からの仕事はすべてキャンセルしないといけない。それは非常にまずい。信頼を失い、フリーランスとして終わってしまう可能性すらあります。

しかし、一方でインフルエンザという「原因」が判明するのはすっきりできて安心。

逆にインフルエンザではなかったということになれば、「じゃあ本当の病名はなんですか?」という新たな不安が生まれます。

どうする? どっちがいい? ライター的に死ぬ? 肉体的に死ぬ?

そんなことを考えていると、あっさり結果が出たようでスタッフの方がや再びやってきて、

「ではこちらへ。2番の診察室へお入りください」

あ、インフルじゃなかったのか。まだ最悪のシミュレーション(インフルver.)が終わってなかったんだけど……。

とりあえず、仕事方面への影響は出なそうでホッとしながら診察室へ。

しかしまだ安心はできません。この後、もしかするともっとまずい病名を告げられるかもしれません。

自慢ではないですが、僕は病院で病名を告げられただけで貧血を起こしたことが何度もある(しかもたいした病気ではなかった)豆腐メンタルです。

もちろん今日も貧血を起こす準備はばっちりできていますからね

■そして告げられた病名は

意を決して診察室に入ると……。

「はい、どうも。お座りください。ええと、インフルエンザじゃないですね。はい、OKですよ」

一瞬で診察が終わってしまいました

い、いや、いやいや、ちょっと待って! もうちょっと診察してくださいよ! ええと、その、喉が痛くて声が出しにくいんです。症状は日曜の朝からで、その夜には39.2℃の高熱も出まして!

「そうなんですか。じゃあお口を開けてください。……あー、真っ赤に腫れてますね」

どうやら僕がインフルチェックをお願いしたからか、それだけを目的に来院したのだと思われた模様。

違いますよ! むしろ……ふふ……ここからが本番じゃないですか……!

さあ、何ですか!? 僕の深刻な症状は何の病気ですか!?

「咽頭炎ですね」



喉の炎症です。薬出しておくので飲んでくださいね。はい、OKですよ」

いや、いや、ちょっと待ってください! 喉だけ? 喉の炎症だけ? 熱は? 喉の炎症で熱が39.2℃も出ます!?

「それも咽頭炎の症状ですね」

え、そうなんですか? でも待ってください、高熱は下がったんですが、微熱が続いているんですよ。微熱が続くって良くないんじゃないですか?

「それも咽頭炎の症状です」

え、でm「咽頭炎です」

……治る病気ですか?

「そりゃ治りますよ。薬飲んで何日間か安静にしといてください」

ア、ハイ。



――病院から出たとき見た空は、なんだかとても青かった――。





……ここまで長々と書いてきて、結局ただの咽頭炎かよ! と怒られそうですが、タイトルからそう書いているので勘弁してください。

それに、咽頭炎も大変なんですよ。

声がしばらく出ないことには変わりありませんからね。

ライターの仕事って書くことがほとんどだと思われがちですが、実際には打ち合わせや取材で「人と話す」ことの方が多いくらいです。

懸念されていた翌日の取材ですが、「座談会の仕切り」という完全に咽頭炎殺しとしか思えない内容でして、前日の夜はしばらく「どうしよう……」と頭を抱えていました。

ささやき声ならかろうじて出せるため、トークテーマを振るのに座談会参加者一人ひとりに耳打ちするという新手のセクハラみたいな方法を思いついたのですが、どう考えてもクビになる未来しか見えなかったため、結局、ノートPC画面にテーマを思い切り大きく表示して参加者に見せていくというTVのカンペ方式で乗り切りました。

ピンチは新たなアイデアの種である――という言葉で、今回のお話を締めくくらせていただきたいと思います。

皆さんもどうぞ、お気をつけくださいませ。

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