【2017年3月26日】
「K先生の秘密の熱情」が「一生に一度でいいから言ってみたいセリフ」の宝庫だったので特にすごいやつ紹介します【PR】
皆さんは
「一生に一度でいいから言ってみたいセリフ」、ありますか?
僕は
「ここからオレに任せて先に行け!」です。
まだこのセリフをリアルに言ったことはないのですが、ぴったりの状況に出くわすとしたら思い切り死亡フラグが立ってしまうので言えないままでもいいかなと思っています。
その他にも、「ごめん、他に好きな人がいるんだ」というセリフも言ってみたかったのですが、どうやら
こちらも一度も言わないまま寿命を迎えそうです。
***
……さて、そんなわけで前回に引き続き、今回の記事も電子書籍サービス
eBookJapanの提供でお送りします。
現在、eBookJapanでは
著名なBL作家さんの新作の独占先行配信をおこなっているのですが、その一つが夏水りつ先生の
「K先生の秘密の熱情」。
(C)夏水りつ/芳文社
ご存知、大人気「K先生」シリーズの最新作です。
といっても、ストーリーは独立しているので、この巻から読んで逆にさかのぼってもOKです。
簡単にキャラクターを紹介すると、表紙にも描かれている眼力の強いイケメンが
鍛治隆生(かじりゅうせい)。売れっ子の官能小説家ですが、私生活、とくに恋愛面ではとにかく傲慢な不良作家。
そんな鍛治先生に迫られて付き合うようになったのが、もう一人の主人公・気弱なマジメ編集者の小早川翠(こばやかわみどり)。
(C)夏水りつ/芳文社
……ちょっと
画像のチョイスを間違えてしまいましたが、とにかくこの翠くん、鍛治先生と付き合いだした後もいろいろと振り回されて大変そうです。
「K先生の秘密な熱情」では、小早川くんの幼なじみである昭ちゃんが地元から上京。翠が昭ちゃんを鍛治先生に引き合わせたことをきっかけに、二人の仲に危機が訪れてしまう――というめちゃくちゃ気になるストーリーが展開されるのですが、その結末についてはぜひeBookJapan先行配信でご覧ください。
じゃあ今回の記事では何を紹介するのかというと、
鍛治先生のセリフがどれもこれも「一生に一度でいいから言ってみたいセリフ」ばかりで鼻血が出そうになったので、そちらをまとめてお見せしたいと思います。
まずはこれ!
(C)夏水りつ/芳文社
「いいから黙ってろ……あとでじっくり教えてやる」
っかぁー!
これぞイケメンにだけ許されたセリフ!
ちょっと僕も記憶をたどってみたのですが、「いいから黙ってろ」の時点でもう「あ、一回も言ったことないな」と結論が出ました。
で、「いいから黙ってろ」だけだとちょっと印象が悪いのですが、すかさず「あとでじっくり教えてやる」と強気のフォローを入れるのがさすがのテクニックだと思いましたね。
続いては、
パッと見た瞬間に「言ったことないし、この先も言わないな」と悟ったこのセリフ。
(C)夏水りつ/芳文社
「朝だ 帰れ」
何がどうなってこのセリフに至ったのかは割愛しますが、正直、単純にセリフだけ抜き出すと
この世界でもっともひどい4文字だと思います。
でも、このシーンを前後含めて読むとわかるんですけど、なぜかこのセリフに安らぎを感じるんですよね……。
おかしいな、なんだろう、
だいぶ僕も翠に感化されてきたのでしょうか。
続いて、鍛治先生に惚れ直してしまうこちらの一言!
(C)夏水りつ/芳文社
「俺とこいつがどういう仲だろうが おまえには――おまえにも他の誰にも関係ない 失せろ」
「失せろ」って、
一生に一度くらい言いそうで言わないセリフの代表格じゃないかなと思うのですが、これはぜひ前後の文言も含めて、
いざというときのために一言一句丸暗記しときたいですね。
仮にですけど、同じような場面になったら僕ならなんて言うかな。
「すみませんが、今日のところはお引き取りいただけます?」かな……。
……はい、次はこれ。翠は鍛治先生にとって何なのか、ということを聞かれたときの一言。
(C)夏水りつ/芳文社
「つがいだ」
これは鍛治先生じゃないと言えない。
彼氏なり彼女なりを友人家族に紹介する機会って皆さんにもあると思うのですが、そのときに「この人は?」って聞かれて、
殺気立った顔で「つがいだ」って言えます?
いや別に殺気立つ必要はないんですけど、数ある恋人の呼称から「つがい」をチョイスして許されるのは鍛治先生くらいだと思います。
そろそろセリフ紹介も佳境に入ってきました。次は恋人とベッドでいちゃいちゃしているときにかけたい一言です。
普通は「愛してるよ」とか「好きだよ」とかだと思うのですが、
鍛治先生にかかるとこうなります。
(C)夏水りつ/芳文社
「俺に喰われて死ね」
さすが売れっ子官能小説家、
ボキャブラリーがすごい。
……ちなみに鍛治先生もいきなり何の脈絡もなく「死ね」と言ったわけではなく、この前に翠が
「ヘンになりそうです 死にそうです」と言うシーンがあって、それを受けての言葉なのですが、だとしてもやっぱり
「俺に喰われて死ね」はちょっとなかなか出てこないセリフだと思います。
さあ、そして最後に僕が選んだ鍛治先生の名言はこちら!
(C)夏水りつ/芳文社
「…おい 人のもんに手を出すな」
この鍛治先生が引くぐらいイケメンすぎてしびれましたね。
僕も、楽しみにとっておいたヨーグルトを弟が食べたときに似たようなことを言った記憶があるのですが、「人」を対象にこのセリフを口にしたことはまだ一度もありませんし、これからもないだろうと断言できるのが悲しいところであります。
ちなみに言うまでもないと思うのですが、この鍛治先生のセリフ、翠に向かって
「……おい、人のもん(うさ耳のアクセサリ)に手を出すな」とキレているわけではないのでご注意ください。
***
正直、最初は「売れっ子作家だか何だか知らないけど、ちょっと偉そうすぎない!?」と思っていたのですが、読み終わると
鍛治先生のフェロモンにすっかりノックアウトされてしまいました。
今回、僕が選んだもの以外にも、作品中には鍛治先生のインパクトあるセリフが満載です。
我こそは鍛治先生並みのイケメンであるという方はぜひ決めゼリフとしてお使いください。
……ただし、その結果、
人間関係がどうなっても責任はとれませんけども。
eBookJapanを開く
【前の記事】動き出したラブドール、精を食う男、ツンデレが仕事の少年……BL漫画「ラブ・セクサロイド」の世界観がいろいろと濃すぎた【PR】
【次の記事】行きつけの飲食店でとんでもないことをやらかしてしまった