日本が生み出した新しい競技「マウスパッド投げ」の世界大会、今年はコミケと同じ日に開催！：カフェオレ・ライター

【2009年8月3日】

日本が生み出した新しい競技「マウスパッド投げ」の世界大会、今年はコミケと同じ日に開催！

読者の方からいただいた情報をご紹介します。

もうね、これを知らなかったのは僕にとって一生の不覚とまで思ったのですけど、

マウスパッド投げ世界大会2009

良いよ良いよ……こういうバカなノリ大好きだよ……。

ということでさらに詳しく紹介していこうと思うのですが、いかんせん上の画像での壮大な出オチ感は否めないので、あまり僕が語るのも蛇足になってしまうかもしれません。

とりあえずマウスパッド投げって何よという人が多いと思うので（まあそのまんまなんですが）、「ルール説明」のページを開いてみましょうか。

ルール部分をページから切り取って引用しましたが、すでにチラホラとものすごくツッコミ待ち臭のする項目が……。

＜投擲方法＞

・投擲は1回（ファウルの場合、もう1回）
・助走は自由。ただし、指定の停止ラインを超えるとファウル
・指定のサイドラインを超えた場合はファウル
・ファウル2回で失格
・投げる瞬間に必ず「マーーーーー！！」と叫ぶこと
・叫ばない場合もファウル

＜計測＞

・着地したマウスパッドの先までを飛距離とし、計測する
・着地する前のマウスパッドをたまたま散歩中の犬がキャッチして持っていった場合、犬が止まった場所までを飛距離とする。その場合の計測は犬の右前脚までとする。ただし、記録上の選手名はその犬の名前に差し替え

……「マーーーーー！！」と叫ぶ理由は「マウスパッドを投げるのは危ないので周りの人に注意を呼びかけるためルール化した」ということらしいのですが、大会だとみんな投げる人に注目しているでしょうし、そもそもこの大会以外でマウスパッドを投げている人を見たことがないので、たぶん大丈夫なんじゃないかと思います。

ともあれルールに則って考えると、飼い犬を一緒に連れて行き、マウスパッドをキャッチしてそのまま遠くへ向かって走っていくよう躾けておくのが一番記録を狙えるという感じでしょうか。もっとも、このために躾けられるというのも犬にしてみれば良い迷惑かもしれませんけど……。

そしてさらに真面目に読むと損をするのが、「マウスパッド投げの歴史」のページ。

……あたかもローマ時代からマウスパッド投げがあったかのように書いていますが、もちろん最後の2行と「現代」の画像以外は一切マウスパッドに関係ありませんし、むしろそれよりも僕はマウスパッド投げがもう3年以上続いていることの方に驚きを禁じ得ませんでした。

あと、世界記録の63.0マー（マウスパッド投げでは”m”はメートルではなく“マー”と読むらしいです）という数字を見て、マウスパッドって案外飛ぶんだなと思いました。

大会レポートのページを見るとわかる通り、結構みんな真面目にやっているマウスパッド投げ世界大会は、僕が知らなかっただけでわりと有名らしく、2009年大会ではavexのミュージシャンであるLeccaの楽曲「Higher」が公式テーマソングとして採用されるなど思ったよりも本格的に企画が進行しているようです。

ちなみにそのLeccaがマウスパッド投げ大会について語っている動画をYouTubeで見ることができるのですが、

Lecca「私の曲『Higher』がね、まったく私聞いてないんですけど、知らない間にテーマ曲に使われていたということで、そもそもマウパ投げって何なんだというところからさっき説明を受けたんですけども。（中略）この『Higher』という曲を選んでくださって本当にありがとうございます」

……無許可だったみたいです。

ということで、マウスパッド投げ世界大会2009、ご紹介が遅れたせいで参加締め切りはギリギリ過ぎてしまっていますが、興味ある方は開催日が8月16日（コミケ最終日と被ってますけど）なので、現地（愛知）まで見に行くもよし、または来年出場するもよし。

日本が生んだ新世紀のスポーツ（？）としてこれからも応援していきたいと思います。

そうそう、なんでマウスパッドを投げるのか？　という根本的な疑問については、公式ページのQ&Aコーナーでこれ以上ないぐらいに明確な回答がありました。

……この文化を生み出せる日本という国に生まれて良かったです。

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