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【2009年9月8日】

週刊少年ジャンプで新連載の「保健室の死神」に登場する非モテの行動がわりとリアル

今日はものすごく久しぶりに週刊少年ジャンプの漫画の話題。

今週から新連載となった「保健室の死神」をご紹介したいと思います。

簡単に設定をご紹介すると、主人公はとある学校に赴任してきた養護教諭の“ハデス”こと派出須先生。

一見ただの不気味な先生ですが、実は彼の左手は「病魔」を食らう力を持っており、ハデス先生はその力で人々を助けるヒーローなのです。

ちなみに「病魔」とはこの漫画における“敵”であり、作品内の解説によると、

『誰にでもある「悩み」や「迷い」……日常生活における様々なプレッシャーに精神が耐えられなくなった時…ヒトは「病魔」につけ込まれる。「病魔」は…言葉巧みに宿主を洗脳し依存させいずれ意識までも支配する…「魔が差してつい…」…なんて言うような事件のほとんどは病魔の介入によって精神を蝕まれたヒトの行動なんだよ」

ということで、世の中の奇怪な事件は「病魔」のしわざとのこと。

そして今回病魔に冒されるのは、

ガラの悪そうな美作くんです。

見ての通り名前とは裏腹に決して見た目が良いとは言えない美作くんですが、そんな彼と対照的にイケメンでモテモテなのが藤くん。

イケメンでありながら、なおかつ男気にあふれ、気遣いもできるというまさに最強のキャラ。

女の子に大人気の藤くんに嫉妬しまくりの美作くんは、その心の隙を病魔に突かれたことで精神を乗っ取られてしまい、外見も大きく変化してしまいます。

ご覧の通り、一夜にしてイケメンになった美作くんは、急にすり寄ってくるようになった女子生徒たちから生気を奪い取り、ボロ雑巾のようになるまで食い散らかしてポイしまくります。

そう、まるでこれまでのモテなかった自分の人生に復讐するかのように……。

この後の展開は本誌の方でご覧いただければと思うのですが、この悪い方の美作くんがものすごい形相で「妬ましい…妬ましい。優しい風も甘い言葉も煌めく世界も…手に入れられるのは美しい人間だけだ…！！」と世の中に向かって呪詛を吐き出す場面は必見です。

しかし、最後はもちろんハデス先生によって病魔は始末され、美作くんは無事に元のダメフェイスに戻ってしまうわけですが、このお話を深読みして、イケメンになった美作くんを大学デビューした非モテに置き換えて考えてみると……彼の行動はわりとリアルに現実を描写しているような気がして笑えません。

まだ第1回目の本作ですが、来週以降も今回のようなちょっとダークな深読みをさせてくれる展開に期待したいところですね。

……そしてできれば、生まれてから一度もデビューしたことのない僕の気持ちを代弁してくれるような展開も心待ちにしております。

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