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【2010年12月27日】

伝統のスキンケアブランド「ヴァセリン」の公式サイトがとんでもないことになっている

最近は何でもかんでも擬人化される風潮が続いていますが、とうとうユニリーバから発売されている伝統あるスキンケアブランド「ヴァセリン」までそれに乗っかったみたいです。

公式サイトに飛ぶと……。

おおぅ……。

でかでかと踊る「ようこそ、お嬢様。」の文字。バラと洋館の背景。そして「製品用途擬人化劇場 ピュアスキンジェリー邸の潤わしき人々」のタイトル……。

一瞬、「潤わしき」は「麗しき」の誤字かなと思いましたが、これがヴァセリンの擬人化であることを考えるとむしろこれで正しいわけで、なんだろう、企画した人の「うまいこと言ったぞ」というニヤニヤ顔がはっきりと目に浮かんできました。

というか、あまりの耽美な雰囲気に、男の僕としては見てはいけないものを見てしまった気になりましたが、それはともかくこのサイトではヴァセリンの商品を擬人化……ではなく、製品の用途そのものを擬人化するという、ちょっと変わった方向の擬人化に挑戦。

「製品用途擬人化劇場」の登場人物はこんな感じになっています。

……うん。

ええと、言いたいことはいっぱいあるんですけど、とりあえず、

この人とか、

この人とかはまぁいいとして、

急に少女漫画のメタなギャグが入ってきたり、

爽やかな顔でまたしてもうまいこと言ってみたり、

そうかと思えば一人だけ明らかに空気感の違うキャラがいたりして、大変カオスなことになっているようです。

特に最後の「外出乾燥対策」君は、同サイトで公開されているボイスドラマでも異様な存在感を発揮していますので、

……ぜひ今後も注目していきたいキャラですね。

なお、こういうちょっとズレた擬人化は個人的には大好物なので、これからもユニリーバさんには突っ走ってほしいところなのですが、1859年にアメリカでヴァセリンの研究を始めた科学者ロバート・チーズブロー氏も、まさか150年後にヴァセリンがこういうことになっているとは夢にも思わなかったことでしょう。

もし死後の世界があるのなら、ぜひURLをメールで送ってあげたいと思いました。

そんなわけでユニリーバさん、ボイスドラマの次の話も楽しみにしています！

関連記事：ゲームのハード戦争を擬人化した漫画「蒼い世界の中心で」のキャラ立ちがハンパない

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関連リンク：製品用途擬人化劇場

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