【2011年2月7日】

前から思ってたけど、新テニプリの煽り文句が秀逸すぎる

えーもう前回の新テニプリから1ヶ月経ったのか！

なんか最近ぜんぜん更新できていない気がしますが、それはさておき2月の新テニプリは大増量！　なんと一挙4話公開！

……野暮を承知で言わせていただくと、それなら週刊ジャンプで書けばいいのに、と思いました。

さて、先月は跡部様が究極進化を遂げた結果、「跡部王国（キングダム）」に開眼。対戦相手の入江くんの体を骨格レベルで透視し始めたところまで見ていきましたね。

跡部様の新たな決めゼリフ「スケスケだぜ！！」

なお、このわけのわからない技「跡部王国（キングダム）」については、さすがにフォローが必要だと思ったのか、今週の冒頭で跡部様からの解説がありました。

見える！！　見え過ぎるぜ！！　キサマの「絶対死角」がな！！

スピード・柔軟性・視野・反応速度などで死角を消そうとも関節や骨格が対応できない「絶対死角」を狙うことでキサマは反応する事すら出来ない

そうこれが俺様の世界――跡部王国（キングダム）

……なんていうか……「絶対死角」とかカッコイイ言い方をしていますが、要するに「すごく返しにくいところを狙って打つよ！」と言っているに過ぎないわけで、それって程度の差はあれどテニスプレーヤーなら誰しもが無意識レベルでやっていることだと思うのですが……まあいいや。

それよりも、前々から思っていたのですが、跡部様の試合が始まってからの新テニプリの煽り文句がとにかく素敵なのです。

せっかくなのでご紹介させていただきますと、たとえば今週の冒頭では、

「新しい国が生まれた…！！」

さらに、跡部様が入江くんに得意の持久戦を挑む場面では、

「目覚めた王の宣戦布告！！！」

さらに、その持久戦で入江くんに逆に追いつめられた場面では、

「傷だらけの戴冠式！！」

……もはやここまでくるとあっぱれというか、こういうのを思いつくあたり、さすがは天下の集英社社員だな、と。

ジョジョとかもそうでしたけど、優れた漫画は煽り文句も秀逸なものが多いので、ぜひ注目してみてください。

で、そんなこんなで「跡部王国（キングダム）」を武器に一気に勝負を決めにいった跡部様だったのですが、入江くんもこれに対抗し、勝負は互角のままタイブレークへ突入。

なんと「187-187」という通常ありえない長期戦にもつれ込み、最後はお互いにもうこれ以上テニスが出来ないレベルで疲労困憊した挙句、ノーゲームとなったのでした。

……うん、まあなんていうか、それってぜんぜん「絶対死角」を突けてないじゃんとか、このコート入れ替え戦ってたしか全試合同時じゃなくて各試合を順番にやってるわけで、その中で「187-187」って、いったいテニプリの世界ではいつ日が落ちるんだよとか、言いたいことはいっぱいあるんですけど、

ラストにものすごく久しぶりに負け組チームが登場したので全部どうでもよくなりました。

あまりにも懐かしい顔ぶれだったので、いったいいつから見てなかったのかなとログを漁ってみたところ、最後に彼らが登場したのは昨年の3月5日だったことが判明。

「革命じゃ！！」からもう1年近く経っていたのか……。というか主人公が1年間出てこないって……。

あまりの衝撃に、そら僕も歳を取るはずだわ……とちょっと物思いにふけってしまいましたけど、

これ、よく見ると全員ボロボロになっていたり、真田が眼帯をつけていたり、乾が相変わらずミイラのままだったりと、気になる箇所だらけです。

あと煽り文句が「黒ジャージに身を包み…革命戦士、そろって帰還！」と、やはり天才的センス。

来月からはストーリーの他、煽り文句も楽しみにしたいところですね。

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