【2011年7月11日】
テニプリで初めて“リアリティある死”を見た気がする
えー、最初に言っておきますけど、
ちょっと今月のテニプリはツッコミどころが多すぎて全部を拾うのが困難なため、各自本誌の方でご確認いただければと思います。
さて、ではまずこちらのシーンをご覧ください。
前回、海外より帰国した高校生選抜1軍にテニスで殺されかけた2軍メンバーを、大石が
心臓マッサージで蘇生させるシーンです。
これまでさんざん「殺す気か!」とか「死ぬぞ!」とかテニプリにツッコミを入れてきといて今さらではありますが、まさかテニス漫画でこんなに
リアリティのある死一歩手前の描写を見ることになるとは思いませんでした。
ちなみにこの後の会話は、
「器用じゃのう大石」
「医者を目指しているからこれくらいは…でも無事で良かった」
「す、すまんばってん…」
となっており、これもこれでおかしい気がします。
少なくともこの場合の正しい選択肢は“医者志望の中学生が心臓マッサージをする”ではなくて、
“一刻も早く救急車を呼ぶ”だと思いました。
さて、そういえば前回は1軍選抜に挑んだ幸村が、
……という恐ろしい発言をしたところで終わっていたのですが、残念ながら今回はそんな
幸村の五感破壊ショーは描かれず、その他の1軍選抜VS中学生メンバーの戦いに終始していました。
そのいくつかをご紹介しましょう。
VS
まずは元四天宝寺中学テニス部の伝説の部長たちとして知られる「ヒラゼン」と「ハラテツ」ペア VS 桃城・忍足謙也ペア。
試合はまだ始まっていないのですが、とりあえず、
いくら大阪だからって
ラケットの持ち方で笑いを取るのはやめてほしいです。
……“持ち方”というか
“収納”か。どっちでもいいわもう。
さて続いては、
VS
三津谷あくと VS 柳蓮二。
何やら知り合いっぽいオーラを出している二人ですが、そんなことより山ごもりしていたメンツの肩書きが
「革命軍団」になっているのがおかしくてしょうがないです。
で、あくと先輩と柳の会話。
あくと
「俺にもしも勝つことができたらこのU-17日本代表No.17のバッチをやるよ」
柳「なら遠……」
あくと「(柳の発言にかぶせるように)『遠慮なくやらせていただきます』」
……ええと、あくと先輩、なんか
ものすごいドヤ顔になってますけど、その会話の流れで柳のセリフを予想するのは
別にそんなすごいことではないと思いました。
ほい、次。
VS
失敗した大石……もとい伴力也・伊達男児ペア VS 樺地・河村ペアという、なんか
あまり人気の出なさそうな対決。
伴のパワープレイをコピーする樺地を見て「……ほう」と感心した様子の伊達ですが、これに河村が「樺地くんは相手の打球を見て一度体験しただけで全て吸収して打ててしまうんですよ」と
得意げに手の内を晒しまくります。
そんな河村に伊達は「ならお前は何ができる?」と
誰もが思っていた鋭いツッコミを容赦なく浴びせ、必殺技
「男児の春」(どんなネーミングセンスだ)で、
河村をフェンスまで吹き飛ばします。
いつもなら
「まあフェンス突き破らないならかすり傷だな」くらいで済ませるところですが、今回は心臓マッサージがインパクトありすぎたせいで
「これ、首がヤバイ角度に曲がってないか?」とか無駄に心配してしまいました。……まあ実際のところは河村はピンピンしており、
「今のスーパーショットも樺地くんの目に焼きつきました…よ」などとまたしても余計な一言をほざいていたわけですけども。
そして最後は、
VS
袴田伊蔵 VS 遠山金太郎。
こっちはまた違う意味でバイオレンス。
試合を申し込んだ金太郎に袴田が
先制のヘッドバット!
いや、なんでだよ! おかしいだろ!
……まあ百歩譲ってそれはいいとしても(いやよくないけど)、
自分が傷ついてどうする! ちょっとは考えろ!
――ということでそろそろツッコミ疲れてきたのでこのへんにしときますけど、今回は他にも見どころ満載なのでぜひ本誌の方でご覧いただければ幸いです。
……ところで以前にあれだけ
「強いんだぞ」的なオーラを出していた2軍No.1の徳川くんがまったく出てこなくなりましたけど、彼は
テコ入れという名の犠牲になったのでしょうか。
彼のカムバックを
来月以降にぜひ期待したいところです。
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