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マルコ
さて、今月の新テニプリですが……
最初に言っておきましょう。
今月の新テニプリにはこれといった盛り上がりポイントはありませんでした。
いつもなら2話〜3話掲載なのに今回は1話掲載で短いですし、おまけに
次号は許斐先生の特別読切が載るためテニプリは休載するという、読者にとってはまさに泣きっ面に蜂状態。見える……見えるぞ……全国のテニプリストたちの哀しみの涙が……。
正直、個人的に今回一番おもしろかったのは、扉絵に載っている、
サブタイトルの「金テニ」でしたからね! "金太郎のテニス"のことなんでしょうけど、それ略す必要あった? みたいな。新テニの金テニ。
(※追記 金テニはテニプリの仮タイトルだったという情報が。もしそのタイトルで連載されていたらいったいどんな話に……)
……まあそれはいいです。
前回までの流れをおさらいしておくと、現在は中学生メンバー(テニプリメンバー)と、高校生の海外選抜組とがコート入れ替えをかけて激しいバトル、いやテニスを展開中。
※2013年1月号より
遠山金太郎(中1) VS 鬼十次郎(高3)のシングルス対決がいよいよ佳境に入り、
※2013年4月号より
追い詰められた金太郎が全身から謎の光を放ったところでしたね。
で、まずはこの怪現象の正体ですが、
現段階におけるテニプリ最強技のひとつ「天衣無縫の極み」です。技といっても何か特定の行動を指すわけではなく、発動するととにかくめっちゃ強くなるという"状態"のことです。……そんなの対戦相手にしてみれば対処のしようがないわけで、実に理不尽です。
もっともこの「天衣無縫の極み」は、今回初めて登場したわけではなく、過去に主人公のリョーマや手塚部長も会得しているので、今までのテニプリを読んでいる人なら特に驚くようなことでもありません。
なので今回の展開も「ふーん」くらいで流し読みしていたのですが、先日テニプリをあまり知らない友人が興奮した感じでこう言ってきたんですよね。
「今月号のテニプリ読んだよ! 噂通りすごいなー! 体が光ってて髪の毛が逆立ってて、お前はどこのサイヤ人だっていうね(笑)」
……えっ?
……。
あ、そうか。
それだわ、正しいリアクション。
冷静に考えると「ふーん」で流していいシーンじゃなかったわ。
いや、でも、もうテニプリレビューを始めた8年前の初心には返れないんだよなぁ。あの頃はテニスボールに人が吹き飛ばされた程度でも大騒ぎしていたなぁ……。
慣れって恐ろしいなぁと、ふとそんなことを考えた春の夜でした。
ということで、こんなことをダラダラ書いているところからも、いかに今月号で語るべきことが少ないかがわかっていただけると思うのですが、ざっと流れだけ追いかけておきますと、
なんと金太郎の天衣無縫の極みに触発されるかのように、鬼先輩も天衣無縫の極みを発動。
ちなみに天衣無縫の極みの発動条件は「テニスを純粋に楽しむためにプレーすること」なので、天衣無縫状態になった金太郎と鬼先輩は、今この時、純粋にテニスを楽しみながらボールを打ち合っているということになります。
……それってつまり普通のテニスなんじゃないの? という疑問がうっすら脳裏をよぎりましたが、深く考えないことにします。
そんな感じで天衣無縫の極みとなった二人の対決は最終的に鬼先輩が制し、高校生側の勝利となったのでした。今月号のお話は以上となります。
てなわけで冒頭でも述べたように来月は休載なので、次は6月の更新になります。
僕を含め、今月号の"超サイヤ人のバーゲンセール"を見て特に何とも思わなかった人は完全に感覚が麻痺していると思われますので、2ヶ月の休み期間に頭を冷やしておいてください。
関連記事:今月の新テニプリで「テニスボールで建物の壁を破壊するハウツー」があることが判明
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