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20年前は、「アミダ」で女の子とエロいことができたらしい



怪しいゲームブック念波といったコメントしづらい本ばかり紹介してきた当サイトですが、またしても自宅に置いておくのが憚られるタイプの本が見つかりましたので、レビューしたいと思います。※今回ちょい下品な言葉も登場するので特に女性の方は閲覧注意です。

その本とは、


困ったときのアミダ様(モリタ・ヨシミツ著)


……もうなんと言いますか、タイトルの時点で「???」という感じだと思いますが、まずこの「アミダ」とはたぶん、皆さんが真っ先に心の中で思い浮かべて、「いや、まさかそれはねーよな」と思い返した、その「アミダ」で正解です。


そう、日本全国津々浦々、誰しもが一度はやったことのある「アミダ」について、ぶっ飛んだ使い方を教えてくれる本、それが「困ったときのアミダ様」。ちなみに発行は昭和62年。今から約20年前です。

皆さんも、たとえばくじ引きなどでアミダくじを経験したことはあると思いますが、この本はまず裏表紙からしてすごい。


「この本を買うか買わないか、いやぁ困った困った……ひとつ、アミダでもやってみますか」と、軽い口調で購入を迫ってきます。

しかもアミダの結果をよく見ると、「買わない」という選択肢がありません。このアミダに参加した時点で、購入は決定しています。……僕? もちろんやりましたよ。その結果、「この際だから友達のぶんもいれて2冊買う」になったんですけど、残念ながらこの本が本屋に1冊しか置いていませんでした。


さて、まずは本書のまえがきからご紹介しましょう。

世の中、わからないことが多すぎます。何が正しく、何が間違ってるか、わかりません。(中略)男なんだから、もっとビシッと決めてみたいと思うのです。決めることができなければ、決められてみたいと思います。そんなことから、だんだんと僕はアミダに頼るようになっていったのです。(中略)その姿を見て、僕は使命感のようなものがふつふつと湧いてきました。そうか、「僕はアミダを伝道しなくてはいけない」……僕にとっての“困ったときのアミダ様”を迷える人たちに分け与えなくてはいけない……(後略)

……ということで、まえがきからしていろいろとツッコミどころが満載ですが、まずは作者が実際に作ってパーティーで遊んだというアミダが紹介されていました。皆さんも画像が表示されたらぜひ実際に一本選んで結果を見てみましょう。

はい、いかがでしたでしょうか。

「自宅の電話番号を教えます」とか、「ラーメンにつきあいます」といった結果は、まあ合コンなら笑って済まされると思いますが、「五千円もらいます」「お寿司おごってもらいます」あたりになるとその笑顔もひきつりそうです。

さらに、「ラブホテルにつきあいます」って、これはもう訴えられるレベルの選択肢だと思うのですが……作者によると、

もっともキケンな“ラブホテルにつきあう”の項に当たったカップルは、本当にラブホテルに行っちゃったのです。
わたしだって女よ、ラブホテルにつきあうって当たったんだから行っちゃうわよ」
もう酔った勢いというか、アミダの勢いというか、恐ろしい一夜でした。

……“アミダの勢い”って……。

そもそも合コンでアミダをやろうという発想に至らない僕ですが、もしやるならラブホテルは入れておこうと思いました。


さて、ここからは「お金に関する29のアミダ」「結婚に関する20のアミダ」といった具合に各シチュエーションに合わせて細かくアミダが紹介されているのですが、やはりというか、作者が真っ先にとりあげていた、「セックスに関する23のアミダ」の項目をご紹介しましょう。皆さんもどうぞ、アミダを選びながらお楽しみください。

「いつアイツとはじめてするか」

……それをアミダで決めるなよ! という皆さんのツッコミが聞こえてくるようですが、それを言っては始りません。この本ではアミダがすべて。だからいつするか、というのもアミダで決めるのは当然なのです。相手の意思など関係ありません。

ということでアミダの結果ですが、ポイントは答えが4種類しかないところですね。たぶんこの選択肢は作者の体験談からきているのだと思いますが、そう考えるとなんかものすごく生々しく思えてきます。特に、「今度、数字が並んだ日(例:五月五日)にしとこう」という理不尽な答えが最強。皆さんもぜひ恋人にこのアミダを提案してみてください。たぶん、初めての夜を迎えることなく終わってしまうと思いますが。

続いてはちょっと画像が大きいので、別ページに用意しました。クリックして別窓でご覧ください。


テーマは「どんなセックスの楽しみかたをしようか」というもので、またしても「そんなもん自分で考えろ」という皆さんの心の声が確かに伝わってきましたよ。

ちなみに回答として注目したいのは、

「パパの帰ってきそうな日にわざとしてトラブルになろう」という相手にとっては迷惑以外の何物でもない選択肢や、「昼間ガラ空きになる通勤電車のグリーン座席で」といった危険すぎるネタなど、基本的に作者の欲望が爆発したアミダとなっています。

また「二人は定番セックスしかできない。そのどこが悪いの?」と、なぜ自分で作ったアミダでキレているのかわからない選択肢も用意されており、「いろいろな読者のニーズに対応させなければ」という作者のきめ細やかな気遣いが感じられるアミダとなっています。


そして続いては……。

「ソープランドに行くならどんな名の店にするか」というアミダ。

作者が男性だからなのか、このあたりで完全に女性を無視した流れになってしまっていますが、それはさておき結果を見てみると、「宮殿名のところ」「変な名のところ」「ニュー何とかのところ」など、作者のベテランっぷりがわかる選択肢の数々が用意されていました。ってか、そもそもアミダの趣旨が疑問なんですが、ソープランドを選ぶ基準ってお店の名前が重要なんですかね……?


さらに、ここから作者はだんだんと暴走を始めます。

「こんな人となら今すぐアナタは寝ることを考えるべきだ」

なんとご丁寧に男性編と女性編に分けてアミダを作ってあります。そのどちらにも「25歳以下の人」が入っているのが激しく疑問ですが、まあそれはいいとして、「マンション持っている人」とか「胸の谷間を見せる人」といったド直球な答えはまだわかるとしても、「名前が難しい人」「すぐ血液型を聞く人」がなぜ「寝る」ことにつながるのかさっぱりわかりません。

そして、「子供が二人いる人」とか「髪の毛の薄い人」って、もしかして作者自身のことなのでは……。

いずれにせよ、このサイトを見ている良い子の皆さんは、決してアミダで相手を選ばないようにしてくださいね!


そして、アミダは男女の営みだけでなく、事後にまで言及し始めます。

「セックスした相手はアナタのことをこう呼んでる」

なぜそれがアミダなのか、という当たり前の問題はノリノリの作者の前ではまったく無意味なので諦めて結果を見ていきましょう。

……パッと見てもわかる通り、ろくな答えがありません。「いくいく女」とか「ガバガバ」って、ちょっとここにタイピングするのも躊躇するほどの悪口ですよ、これ。本書の発行は今から約20年前なのですが、昔はおおらかだったんだなあと思わざるをえません。今だったら全女性を敵に回しかねない内容です。

しかも選択肢の中には「フニャチン」など男性についてのものがあり、なんでわざわざアミダでまでへこまないといけないのかがわかりませんが、それ以上にわからないのは、このアミダがなぜ男女別になっていないのかということです。


以上、とりあえず本書の第1章を簡単にご紹介しました。

なお、本書は全12章あり、もちろんすべてアミダについて記された気合い十分の一冊となっています。続編についてのレビューは……未定です(理由:あまりにも内容がやばい)。

この本から学ぶこと……それは、大事なことはアミダで決めるべきではない、という当たり前の真理なのかもしれませんね!



では最後に、作者からのこんなアミダをご紹介して締めといたしましょう。

アミダぐらい自分で作るよ!


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