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おい皆、「女の子にビンタされる店」ぐらいで驚いている場合じゃないぞ 婚活のプロとやらが言う「NGグッズを全部身に付けた図」を再現する
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since 2001.9.6 【2009年6月18日】 「428〜封鎖された渋谷で〜」がクソ面白かったので、もっと売れてほしいからネタバレなしでレビューする
今回は昨日クリアしたばっかりの「428〜封鎖された渋谷で〜」。ハードはWii。ジャンルはサウンドノベル。ファミ通のクロスレビューでは40点満点を獲得したということで、ファミ通レビュー自体はよく「地雷だ」と言われていますが、本作の満点についてはまったく異論はありません。終わった後に喪失感すら覚えたゲームは久し振りです。おそらくサウンドノベルというジャンルの金字塔になりうる作品でしょう。
「サウンドノベル」というのは、たぶん知らない人はいないと思いますが、要するにゲーム上で小説を読み進め、時々現れる選択肢を選んで主人公たちの行動を決定することで展開が変化していくというゲームのこと。文字だけではなく背景の写真とBGM、時々挿入されるムービーの相乗効果で臨場感がさらに高まります。 有名どころでは「かまいたちの夜」は「街」などが挙げられますが、本作の売りは「街」のシステムをさらに進化して受け継いだザッピングシステム。これは、「ある主人公の何気ない行動が別の主人公の運命に大きな影響をもたらす」というもので、たとえば僕がスーパーで残り一個だった納豆を買ったことで、そのあと来た主婦かが納豆を買えなくなり、そのせいで夫とケンカになり離婚してしまう――ああ、あのとき僕が納豆を買わなければ! みたいな、そんな感じです。この場合、離婚を避けるには僕の物語を読み進めていく上で「納豆を買わない」という選択をする必要があるわけですね。 ……今のはあまりにも例がアレな感じでしたけど、428はこういった「風が吹けば桶屋が儲かる」的システムを駆使してバッドエンドを回避しながらハッピーエンドを目指すゲームなのです。 では以下、各ポイントごとに細かくレビューしていきたいと思います。 1.万人受けする熱いシナリオ サウンドノベルの肝はやはりシナリオと文章。これが合わないと他がどんなに優れていてもクソゲーになってしまうわけですが、おそらくミステリ好きであれば程度の差はあれど確実に楽しめると断言します。文章も平易で読みやすく、テンポも悪くありません。これをそのまま小説にすると描写が不十分な点が多々ありますが、サウンドノベルの場合はBGMと背景写真からも情報が入ってくるのでこの程度で十分です。そのへんはよく計算されていると感じました。 ストーリーは、タイトルの通り渋谷を舞台にしたミステリ物。赤の他人である5人の主人公それぞれの行動がお互いに影響を与えていき、やがて誰も予想しなかった展開を迎えることになります。 5分刻みで各主人公の行動を追っていくタイムチャートシステムは実にわかりやすい新設設計で、ちょっと前に流行ったドラマ「24」を彷彿とさせます。というか明らかに「24」を意識して作ったんだな、という感じ。シナリオのボリュームはゆっくり遊んでも10時間もあればクリアできる程度ですが、これ以上あっても冗長になるので、ちょうどいい分量でした。
音楽はサウンドノベルにおける超重要事項の一つであり、ゲームミュージックマニアの僕としても外せないポイントなのですが、「428」でのBGMは個人的には「そこそこ」。基本的にはそれほど耳に残らずうまく背景に溶け込んでいる感じなのですが、時々強烈に印象に残るメロディーがあって、ハッとさせられます。特にメインテーマはどこかで聞いたような感じではあるけれど、名曲だと思います。ただ今のところサントラを買うほどの“惹き”は感じないかな。……といいつつ3日後ぐらいには買ってるかもしれませんが。
本作の背景写真などはすべて実写であり、実際の渋谷でロケを行って撮影されたということから、そのあたりに詳しい人は「わかるわかる!」という点がいくつもあって楽しめるでしょう。もっとも、特に知らなくても問題はないし、地名や固有名詞などはTIPSと呼ばれる説明テキストが挿入されるのでそれを見て豆知識として覚えていくのもまたよし、です。 なお、かまいたちの夜なんかとは違い、本作はキャラクターもすべて実写。キャスティングには賛否あるかもしれませんが、別に原作があるわけではないので、少なくとも個人的には何ら不満はありませんでした。あとヒロインの笑顔の可愛さは反則。
若干の不満点といえば、このゲームがWiiである意味がまったく見出せないということでしょうか。クラシックコントローラーがあれば問題ないのですが、Wiiリモコンを縦持ちしてやっている場合、あまり馴染みのない位置にある「-」キーを頻繁に使うため、そのつど手元を確認するということが結構ありました。コントローラーでの縛りはないのだから、どうせならPS2とかPS3とかXboxとかでマルチに展開してほしかったです。
最大の不満点はこれ。本作は歌手の上木彩矢とコラボしており、実際に彼女の楽曲がゲーム中に流れまくる上に、上木彩矢が上木彩矢として登場したりもします。曲自体は僕はけっこう好きな感じなのでいいとして、それにしてもとにかく上木彩矢本人をプッシュしすぎ。特に某主人公のシナリオでは上木彩矢をベタ褒めしまくっていて、ファンにとっては嬉しいかもしれませんが、どうもそこだけ無理やりねじ込んだ感じで浮いてしまっていました。こういうのはもうちょっと控え目にそれとなく絡ませるぐらいでちょうどいいのに……と思います。
ということで何だかんだ書きましたが、基本的には買って損はしないゲームだと思います。ただしいくつか注意点があって、それはまず、 ・プレイ動画を見ない ということ。 ニコニコの場合はコメントでのネタバレがありますし、このザッピングの楽しさは自分でコントローラーを握ってやってみないとわかりません。何より「文字を読む」というゲームの特性上、自分のペースでページをめくれないと相当なストレスになりますので、プレイ動画は一切見ない方がいいです。 当然ですが、 ・攻略サイトも極力見ない ・感想サイトも見ない これもネタバレにつながる恐れがあるので見ない方が無難。ただし後半やや難易度が上がるので、そのへんは適宜対応してください。 ネタバレを見てしまうと、「ひぐらしのなく頃に」でネタバレするのと同じぐらい価値が下がってしまうので、シナリオの情報はすべてシャットアウトしておいた方がいいでしょう。 聞いた話では、初回特典だが予約特典だかで、俳優陣のインタビュー映像なんかがあったとのこと。しまった……もっと早く買うべきだった……。
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