【2011年9月28日】
世界は広いな……鼻に水を入れて吹き出す競技「鼻うがい」の世界選手権が開催されたらしい
これまでに当サイトでは「
ちゃぶ台返し世界大会」や「
マウスパッド投げ世界大会」、「
鹿せんべいとばし大会」といった
なぜそれをやろうと思ったのかすらわからないマイナー競技をご紹介してきましたが、久々にまた新しいヘンテコ競技を見つけました。しかも今回は
海外です。
その名も、
「鼻うがい選手権」。
……その選手権の模様がYoutubeに上がっていましたので、動画を見るのがめんどくさい方のために画像で紹介しましょう。
競技スタートを前に選手たちは緊張の面持ち。これだけ見るとまさか
これから鼻うがいが始まるとは誰も思わないでしょう。
信じられないことに観客も大勢います。もしかして僕が知らなかっただけで海外では超メジャーなスポーツ(?)だったりするのでしょうか……。
顔がマジです。
彼らの目の前には青いジョウロのような容器が……どうやらこれを使って競技を行うようです。競技といっても
鼻うがいですけど。
そしてスタンバイの合図と共に……
一斉に鼻うがいの態勢に入る選手たち。……何度も言いますが、みんな
顔がマジです。なんかこう、
茶化してはいけない空気を感じます。
始まりました! スタートのブザーと共に選手が一気に水を吸い上げ、
空いている方の鼻の穴から勢いよく噴射していきます。
シュールすぎる光景。
……というかまあ、百歩譲って鼻うがいで争うこと自体はいいとしても、
このユニフォームである必要性はまったくないですし、なんでこんなに
全員マッチョなのかっていうね。
ちなみにルールは、
規定量の水を早く噴射しきった人が勝ちというものらしく、公式サイトによると
「5リットル部門」「10リットル部門」の二つがあり、あと
ジュニア部門も開催しているみたいです。……なお世界ランキングを確認してみたのですが、
日本人は一人もいませんでした。
そうこうしているうちに勝者が決定し、コーチ(?)と感動の抱擁。ここだけ見たら
完全にオリンピックか何かです。
見事な戦いを見せた選手たちに、会場からは惜しみない拍手が送られます。
まあ確かに動画で見た限りでは
25秒くらいで勝敗が決しており、
このスピードで5リットルだか10リットルだかの水を鼻に入れて出すというのはかなりすごいことなのかもしれません。……もっとも挑戦したことがないので、
具体的にどれくらいすごいことなのかは解説できませんけど。
↑動画でご覧いただく場合はこちらから。
――さて、この鼻うがい選手権の正式名称は
「Jala NETI」といって、ヨガの一種として古くからインドで行われているのだそうです。
大会を主催しているのは
国際鼻うがい連合「International Federation of Jala Neti」で、世界大会はもう
5回目になるのだとか。
さらに公式サイトには、鼻うがいを紹介する動画もありました。ついでに載せておきます。
鼻うがいをするためには、まず洗浄用の粉末を用意します。
これをさっきの容器に入れて……
36℃くらいのお湯を注いだら準備OK。
後は
片方の鼻の穴から吸い込んでもう片方から出すだけ! “だけ”っていうほど気軽にやるもんでもなさそうですけど。
↑動画はこちら。
ところでこの鼻うがい、本当に流行っているのか?
ということでYoutubeで探してみると、これが意外にも
出るわ出るわ。
とにかくたくさんの鼻うがい動画が投稿されているのです。
何だろう、この人たちも
「いつか世界大会に出たい!」とか思っているのでしょうか……。
すごい良い笑顔。
そんな楽しいもんでもないと思うけど。
どうやら本当に老若男女問わずやっているみたいです、鼻うがい。
……まあ鼻を洗浄するのは悪いことではなさそうだし、花粉の季節とかには気持ち良さそうですが、個人的には
鼻に水が入るとプールで溺れかけたときのことを思い出すのでやめておこうと思いました。
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関連リンク:「Jala NETI」公式サイト
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