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マルコ20年前の非モテが叫ぶ、「女の行動、ここが許せない!」
今回は前回の記事の続き。
20年前に発行された非モテたちの魂の叫び本「腹ワタぐらぐら!! 究極のムカツキ女」の続きを見ていきましょう。
あと前回言うの忘れていてものすごく今さらですが、この本のレビューはシモネタなどが多数含まれます。そういうのが苦手な方、または非常にお若い女性の方などはあらかじめご了承くださいね。
ではさっそく見ていくことにしましょう。
前回ご紹介した目次によると、
このようにいくつかのカテゴリに分かれているようですので、今回は「行動編」から、特に僕が気になった項目をご紹介することにします。皆さんもぜひ「ああ、20年前の非モテはこんな風に思っていたんだ……」というところに注目しつつご覧ください。
ちなみにご紹介できるのはほんの一部です。全部読んでみたいと思った方はぜひご購入を……と思ったのですが、Amazonでも出てこないのでもう絶版みたいですね。ちなみにAmazonには続編っぽい本が出ていましたが、こちらも新品ではないようです。というか続編が出ていたという事実に驚愕です。
さて、では本編をご覧ください。
まずは、これ。
……本屋でBL雑誌を買った僕からすると、AVごときで何を軟弱なことを言うか、という感じなのですが、まあ気持ちはわからなくはないです。ただ、これは女性がレジにいるところにわざわざ持っていく方にも問題があるのでは……。あと最後の3行は単なるセクハラです。……と、いろいろツッコミましたが、正直「ぬれぬれれー」というタイトルがおいしいところを全部持っていってしまっていますよね。誰だ、このセンスありすぎるタイトル考えたのは!
「中年なんて、腹は出てるし、頭はハゲ、どこがいいのかね」という著者による愚痴が書かれていますが、世の中には島耕作のような中年もいることを忘れてはいけません。そしてもっと忘れてはいけないのは、おそらく僕を含めほとんどの若者は島耕作にはなれず、このページで描かれているような中年男性になっていくだろうという厳しい現実です。それでも若い女性と付き合えているのですから、この中年男性はつまり勝ち組なのです。ですから僕たちはこの項目に対して笑うべきではないし、本書の著者のように怒るべきでもないのです。できることと言えば夕日に向かって「イケメンのバカヤロー」と叫ぶことぐらいなのです。
何がヤバいって、絵がヤバいです。四股を踏んでいるようにも見えますが、たぶんこれはいわゆるウンコ座りというやつでしょう。ツッパリという単語も死語になってしまいましたが、この当時のツッパリへの怒りというのは、現代で例えるなら大人からギャルへの小言みたいなものでしょうか。ところで、このページに書かれているエピソードですが、喫茶店で別れ話を切り出され、ふられてしまった責任をすべて他人に転嫁しているところが最高に笑えます。しかもよく読むとガンを飛ばしたのは著者からということなので、そもそもが完璧に言いがかりでした。
単なる嫉妬にすぎない愚痴がつらつらと書かれた香ばしい1ページ。例として挙がっているのがミポリンというところに20年間の溝を感じます。
確かに美女と野獣カップルは現代でもあちこちにいますが、別にいいじゃないですか。むしろそこを否定されると僕の希望がついえるので非常に困ります。
……それにしても「誰がみたって、オレの方がマシだぜ」という捨て台詞からものすごい敗北感が漂ってくるのがなんかもう……僕までちょっと悲しくなってきました……。
小せえー! 身長じゃなくて男としての器が小せえー!
……まあ当時は「3高」という言葉があったぐらいですから、仕方ないのかもしれませんが、現代でも高身長がモテる条件というのは不変な気がします。しかしこればっかりは顔と一緒でどうしようもない部分なので我々はあきらめるしかありません。あとどうでもいいですが、本文の中の「通販で背を伸ばす器械買ってみたよ」という悲痛な叫びが胸に刺さります……。なぜなら僕も背が伸びないことに悩んでいた10代の頃、欲しいなーと思っていたからです!
そ、それは勘弁してやってくださいよ……。心がこもってなくても、笑顔をふりまいてくれるだけいいじゃないですか。というか「太い足」とかもう、本件にまったく何も関係のないただの悪口じゃないですか……。と言いつつしっかりポテトまで追加で買っている、そんなツンデレな著者が僕は好きです。
そうそう、マクドナルドといえば最近はスマイル0円というのがだいぶ定着していて、知人は実際に「スマイルお願いします」といって微妙な空気になったことがあるそうですが、僕はいまだに挑戦する勇気がありません。マクドナルドの店員さんも恥ずかしいと思うんですが……。
ーーさて、今回ご紹介する「行動編」はここまでですが、この本、各章の最後に「早口H」という謎の読者投稿コーナーがありましたので、そちらもちらっとご紹介したいと思います。ちなみに「早口H」というのはシモネタオンリーの誤変換企画と考えてください。
これはひどい。
投稿者であるネロ(福島県)さんの神がかったシモネタセンスには、さすがの著者も「見事の一言につきる!!」と大絶賛。冷静に考えると感心するべきところではないような気がしますが、それにしてもパソコンもまだ一般的でなかった時代によくこれほどのネタを思いついたものだと思います。
ネロ(福島県)さん、今ごろ何をしているのでしょうか。願わくば、パソコンを使ってさらに芸術的なシモネタを生み出し続けていてほしいと思います。
次回は女性激怒(?)の「セッ◯ス編」です。
関連記事:20年前は、アミダで女の子とエロいことができたらしい
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