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※完全ネタバレ【3月25日】
さて……。
やっと跡部様の断髪式も終わり、テニプリも一段落しました。
許斐先生は少しお休みされるそうなので、その間、忘れていたあっちを見ていくことにしましょう。
そう、テコ入れという名の迷走が続く、タカヤです。
おさらいしておきますと、ここまで、
「ラブコメ」>>>「バトル漫画」>>>「ファンタジー」
という、プロットもへったくれもない華麗なる転身を遂げてきたタカヤなわけですが、その新しい設定や世界観が、今週になって徐々に見えてきました。
どうやら、ワイバーンに乗って颯爽と現れたツンデレ少女が言うには、
タカヤは異界人なのだそうです。
なるほど、突然この世界に飛ばされたのは偶然ではなく、誰かに召喚されたと考える方が自然ですし、漫画的にも説明が楽です。
……というか、そもそも最初からこの展開が予定されていたとはまったく思えないので、説明できるわけがないのですが。
まあ、何だかややこしいですが、要するに龍狼伝の焼き増しと考えれば早いかもしれません。
何とか納得がいったところで、今度は少女の口から「ナギサ姫」という言葉が飛び出します。
渚といえば、もともとの世界でタカヤと仲が良かった女の子であり、この漫画のヒロインとも言うべき少女です。
タカヤがこの世界に飛ばされる少し前から、彼女もまた行方不明になっていたのですが……まさか、この世界で王女になっているとは思いもしませんでした。
……前からめちゃくちゃだとは思っていましたが、この漫画、想像以上に壊れています。
さて、城で渚と再会したタカヤの喜びもつかの間、今度は渚に元の世界の記憶がないことが判明します。
とにかく、渚の記憶をどうにかしないことには、元の世界に一緒に帰るわけにもいきません。
しかし、ナギサはこの世界の王女。国民の先頭に立ち、ちょっと前に登場した半馬の化け物と戦う宿命を背負っています。
その結果……否応なしに化け物との戦いに駆り出されることになってしまったタカヤ。
余りにも急激な話の展開に、つい一ヶ月前まで格闘技漫画モードだった僕は置いてけぼりです。
さらにナギサ姫の側近として、
明らかにその手のファンを取り込もうという意図が見え隠れするイケメン、レスターと、
ジャンプの歴史上でも相当ウザい部類にカテゴライズできるキャラ、ルントなどが登場。
こいつらが側近では、ナギサ姫もまったく安心できませんね。
そんな本音がつい出てしまったのか、
化け物が現れた際に、ナギサ姫は「私が自分で戦う」宣言をします。
これを、「危険です」と一旦は止めたレスターでしたが、
押し切られて最後には納得してしまいます。
……いや、そこは意地でも止めろよ……。
やっぱり超不安な姫の側近たち。
果たしてこいつらは戦力になるのか?
そしてタカヤは異世界から元の世界に戻れるのか?
正直、異世界に迷い込んだのは僕たち読者なんですけど、今後のタカヤが打ち切られないようにひたすら祈ることにします。
テニプリがまだまだ復活しないみたいなので、タカヤレビューです。
正直、ファンタジー路線に変わった時点でネタとしてはオチているので、これ以上踏み込まなくてもいいとは思うのですが……。
前回のレビューで登場したイケメン騎士レスターが良い感じに香ばしいので、皆さんにお伝えすることにいたしましょう。
物語としては、異国へ飛ばされたタカヤが、何だかわからないうちに化け物と戦うことになってしまったというあたりまでご説明したでしょうか。
その化け物集団が、早くもナギサ姫の城へと攻撃を仕掛けてきたところまでが、先週までのあらすじでした。
予想以上に強い化け物たちを相手に、次々と倒れていく兵士たち……。
その現状を見たナギサ姫は、ついにこう叫びます。
「…レスター! 他の倒れている者も連れて一旦退いて!!」
これはつまり、「私が敵を倒すから、貴方は負傷者の世話を」ということでしょう。
当然、こんなワガママが通るはずがありません。
だいたい、兵士が倒れたのも、姫を守るためです。となれば、どんなことがあっても、全力で姫を守る……それが姫の側近であるレスターの役目のはずです。でなければ何のために兵士たちが頑張ったのかわからないではありませんか。
ところが、
「この場を離れて姫を守れなくなるのは本意ではないが…仕方がない!!」
と、思い切り職務を放棄したレスター君。「仕方がない」ってお前……。
本意じゃないなら残れよ、と言いたくなりますが、
「この者たちを助けて私が戻るまで…無事でいて下さい…姫…!!」
などとかっこつけて、本当に去っていきました。コイツ……何のためにこの場に存在してたの?
もしかして、後のことはタカヤに任せた、ということなのでしょうか。
タカヤのような怪しげな新参者、しかもまだ化け物と張り合える力すら備えていないザコ一人にこんな大事な場面を一任するなんて……騎士としては失格もいいところです。
そして、レスターの不安は的中し、
大変なことになってしまいました。
タカヤをかばって大怪我をしてしまったナギサ……少年誌だから多分普通に生きてると思いますけど、これ、どう考えても責任はレスターにありますよね。
とりあえず、この戦いが一段落したときのレスターの言い訳が楽しみです。
あと、先週からの展開で、ウザいルントはどうやら戦闘能力を持っていないことがわかりました。
ウザい上に戦うこともできないルント。職務を放棄し、戦うこともしなかったレスター。
大丈夫か? この側近メンバー構成。
テニプリ休載で、心に穴が開いてしまった今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
綺麗な桜を見ては……跡部様……。
街を練り歩くフレッシュマンを見ては……断髪式……。
ダメです。どうやってもテニプリ(強いて言うなら跡部様の部分のみ)が脳内を駆け巡っています。
そんなテニプリ狂となった僕たちを慰めてくれるのは、「タカヤ」と、そしてやはり忘れてはならないこの漫画。
いつの間にかラスボス(と思われる)である大阪代表との試合が大詰めを迎えていた、ミスフルです。
甲子園を目指していた主人公たちが県大会の準決勝であっさり敗退し、たったの数ページで甲子園編全部が終わったときには、「ついに打ち切りの時が来たか……」と覚悟を決めたものでしたが、なんとその後「県選抜チーム対抗全国大会」がスタート。
正直、何の伏線もなかったので、しばらくはこの展開に脳がついていけませんでした。
そんな、タカヤとはまた違った意味で僕らをイリュージョンに巻き込んだミスフルですが、どうやらこの大阪戦がミスフル最後の戦いになりそうです。
その大阪戦も、テニプリに夢中になっている間に9回表を迎えていました。
ここまでビハインドを背負い、苦しい展開の主人公チーム……。
抑えを任されたのは、エース葛切に変わってマウンドに立った犬飼です。
そして、これ以上は絶対に点を与えられない局面で迎えるは、日本一の天才バッター、鵙来(もずく)君。
ここまで、犬飼君は四大秘球を駆使してあっさりと打者をしとめてきましたが、この鵙来君は一筋縄でいく相手ではありません。
犬飼君は、
持てる力を振り絞り、
四大秘球全てを出し切って、
鵙来君を抑えにいきます。
しかし、
そのどれも、鵙来君から空振りを取ることさえ出来ません。
四つ目の秘球なんて、「終(つい)の秘球!」と叫びながら投げてる割には、危うくスタンドまであっさり運ばれてしまうところでした(上画像参照)。
いったい何が「終の秘球」でしょう。……まあ、確かに試合は終わりかけましたけど(主人公チームの負けで)。
このように、四大秘球が全て天才打者鵙来君によって打ち砕かれ、もう手がなくなったとき……。
「第五の秘球がまだ残ってるぞ」
出ました。後だしジャンケンです。これが出ると、もはや負けようがありません。
こうなると、僕が言いたいのは、ただひとつ。
「なんで最初から出さなかった?」です。
絶対に点を取られてはいけない状況だというのに、あわやホームランかというギリギリの当たりを出されてまで四大秘球とやらを投げる必要がどこにあったというのでしょう。
第五の秘球が最大最強の技なら、とっとと出せば良いのです。もし、さっきの球がホームランになり、試合に負けてから「実は第五の秘球があったのに……!」とか言い出したなら、鈴木先生は許斐先生を凌ぐ天才かもしれませんが、やはり良いところできっちり必殺技を出してきました。このあたり、あっさりと跡部様を坊主にした許斐先生にはまだ及びません。
極めつきが、
予告ストレートです。しかも「究極」とか言っちゃってます。
犬飼君、いい感じに香ばしい人材だったんですね……。
やっとそれがわかったのですが、既にゲームオーバー。ミスフルはそろそろ終わりそうなので、犬飼君の今後の勇姿を拝むことは出来そうにありません。非常に残念です。
せめて、「究極のストレート」がどんなものか、楽しみに待とうと思います。
わかりやすいテコ入れの効果があったのかなかったのか、いまいち立ち位置が見えない漫画、「タカヤ」。
タイトルを変更したり第一話に戻ってみたりと迷走を続けつつ、ここまでの全6話でファンタジー世界設定を強引に根付かせたわけですが、今週で一旦の区切りとなったようです。
先週までの戦いでは、ナギサ姫の側近であるイケメンレスター君が、余りにも使えない無能っぷりを露呈。
ウザすぎるルントを超えて一気にダメキャラナンバー1の座に躍り出ました。
そんなレスターのせいで、あわやナギサ姫死亡かと思われる場面もありましたが……。
タカヤがドンピシャのタイミングでクラフト(念能力みたいなもん)を発動し、見事化け物たちを退けました。
とまあ、あらすじはこれぐらいでいいでしょう。
身体を化け物の武器に砕かれ、明らかに死んでもおかしくないケガを負ったナギサ姫ですが、
ページの都合か、それとも残り連載回数の都合か、数日後にはあっさりと復活しました。
話が急展開していますが、どうやらナギサはタカヤと共に旅に出ることを決めたようです。
ナギサ姫に付いていくのは、タカヤと、これまでまったく存在感を見せなかったプラムという名前の子供の二人だけ。
王族が自ら旅立とうというのに、お供がたった二人とは……。
前回の戦いのときも思いましたが、もしかしてこの国には人材が皆無なのでしょうか。
せめてレスターも行けよ、とか思いましたが、
プラムにさえ「しつこい」とウザがられているようでは、読者人気も押して知るべしといったところなのでしょうか……登場時は割と美形のデキるキャラっぽかっただけに、どの時点で作者に見限られたのか気になるところではあります。
さて、そんなこんなで、クラフトを求め旅立つことになったタカヤ一行。
最後のコマは、
ジャンプの打ち切り漫画でよく見る「さあ、行こう!」形式に見事に当てはまっており、一瞬、「とうとう来るべきときが来たか」と観念してしまいました。
これからもタカヤがジャンプに載ることを期待しつつ、来週を待とうと思います。
とりあえず、心臓に悪いフェイントはやめてください、坂本先生。
一向に復活しないテニプリに苛立ちさえ覚える日々が続きますが、そんな中いつもと変わらず飛ばしているのが、ミスフルです。
そろそろ最終回を迎えそうな勢いで話が展開していますが、今週は最後の試合の9回裏、つまりここで打たないと絶対に負けという場面で、とうとう相手ピッチャーの球を打ち崩す方法を見つけたところから始まりました。
ちなみに、対戦相手の大阪チームピッチャーは、アメリカ仕込みの160キロストレートを武器に、9回まで主人公チームをことごとく三振にしとめています。
そんな彼のストレートは、ただ160キロというだけではありません。
タイミングが合っているはずなのに打てないという、不思議な魔球なのです。
しかし、ここでなんとしても魔球を攻略しないと後がない主人公たちが、ついに見つけたその攻略法とは……。
「あの見えてる球は残像で 姿の見えない実体がもっと前を進んでるってことだ」
「御柳は30cmまで 朱牡丹さんは50cmまで 久芒さんは80cmまで調べていった それでもまだあの球の実体には追いつかない」
……ものすごい攻略法が出ました。
160キロの球がキャッチャーミットに収まるまでに球との距離を測ることができる動体視力も人間離れしていますが、それよりも球が何センチのところまで近づいてきているかを正確に把握しバットに球を当てる技は、十分世界に通用するビックリ人間です。
この攻略法を、思いついてからすぐに全員が使える主人公チーム。
「30…40でまだなら…50か?」
などと、かなり余裕です。
僕は野球をやっていたわけではないのでわからないのですが、見えている球の50cm手前を正確に叩くことって果たして可能なのでしょうか。
とまあごちゃごちゃ書いてきましたけど、ミスフルではボールが投げられてからどんな変化球か見定め、攻略法を編み出してホームランを放つなど、ミットに届くまでに何秒かかってんだよと言いたくなる現象が当たり前のように起きていますので、今さら驚くことではないのかもしれません。
そういえば、かつて人気のあった某野球漫画では、小学生が巨人のエースピッチャーを務めており、空中に数十秒間も漂う魔球や、球場をぐるっと一周してからキャッチャーミットに収まる魔球など、様々な超人的技を駆使して活躍していました。
それと比べれば、黒光(ブラックレイ)なんてごく普通のストレートです。
やはりプロの世界は、甲子園などよりもはるかに高いレベルが要求されるのですね!
長い沈黙を破り、とうとう我らが許斐先生が帰ってきた!
跡部様坊主事件の直後に一ヶ月の休載……なんつーファン泣かせなタイミングで休むんでしょうか、この人は。
許斐先生が充電している間に、ファンがどれだけ跡部様でやきもきしたと思っているのでしょう!
果たして跡部様の坊主姿は見えるのか? 見えないのか? それがわかるのが一ヵ月後だなんて……! なんてもどかしい!
そんな僕らの思いをわかって休載したなら、許斐先生はドSです。べ、別に跡部様の坊主なんて気になってないんだから……! テニプリ休載でも、あたし、寂しくなんかないんだから……!
とまあそんな気持ち悪いキャラが身について早一ヶ月、とうとう今週……。
テニプリ復活です!
ちなみに、跡部様の坊主は拝めませんでした。
というか、まるであの事件がなかったことであるかのように綺麗さっぱり新章に突入していました。
跡部様では十分遊び尽くしたからもういいや……そんな許斐先生のS魂が感じられる展開です。
さて、今何回戦なのかとか、そういうことはすっかり忘れていましたが、どうやら次が準決勝、相手は大阪の四天宝寺中学とのことです。
四天宝寺といえば、そう、彼の出番ですね。
木の枝から落ちてくるという、いまどきなかなか見ないコメディ的展開で姿を見せたのは……。
四天宝寺のルーキー、金太郎でした。
久しぶりに見ましたが、相変わらずリョーマに似ています。というか、帽子を被ったら見分けつかないのでは……。
それにしても、ヒョウ柄の服とは、コイツもまたリョーマとは違う意味でテニスをナメているとしか思えません。
まさかとは思いますが、大阪だからヒョウ柄という安直な設定ではありませんよね、許斐先生……?
とうとう相見えた東西のテニスの王子様。
と、そのとき……。
突然、引ったくりが登場。凄いタイミングです。
足にローラースケートみたいなのを履いているのも気になりますが、そもそもテニスの試合が行われている会場で泥棒とは……。
このあんまりと言えばあんまりすぎる展開に、「もしかして!?」と、僕のセンサーが反応しました。
まさか……まさかいくらなんでも……いやでもこの唐突な展開は……。
やっぱり、やりやがりました。
テニスボールをぶつけて引ったくりをやっつける……「なんだ、その程度、普通じゃん」と思われるかもしれませんが、そんなあなたはもう立派にテニプリ脳です。
そして、このとき球を放ったのはリョーマだけではありませんでした。
一直線に空気を切り裂いて引ったくりを撃退したのは、リョーマのさらに背後から金太郎が放ったテニスボール。
なるほど、金太郎の凄さを見せるための演出だったわけですね。
でも、これってテニスの巧さとはまた違うんじゃないかという気がしますけど……。
以上、連載再開から、またしても許斐節が炸裂したテニプリ。
さすが、次元が違います。このまま来週からもさらに突っ走って欲しい! そしてちょこっとだけ跡部様も出して欲しい!
やはりジャンプはこうでないといけません。
そろそろデスノートも終わるのかなあ……なんて思っていたらミスフルがあっさりと最終回を迎えた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
前回のテニプリレビューでは、読者の方々から、
「金太郎の試合、終わるのが余りにも早すぎませんか? そこは触れないのですか?」
といったダメ出しを受けましたが、今週の冒頭でそのカラクリが一応解けました。
不動峰の伊武が、金太郎との試合中に手首をケガして棄権していたのです。
なるほど、金太郎の試合がやけに早く終わった理由は、彼が時間を操るスタンド能力を発動したからだと思っていましたが、そうではなかったんですね。
この伊武の敗戦に、気合が入る不動峰のメンバーたち。
しかし、展開的に不動峰は100%かませ犬なので、なんだか見ていて悲しくなります。
いつかの佐伯君の時もそうでしたが、テニプリでは「昔のライバルVS新しい敵」というカードなら新しい敵が勝つと決まっているので、緊張感はゼロです。
こういう場合、勝敗外の部分で楽しみを見出すしかありません。例えば……跡部様の坊主とか。
ということで、今回は不動峰がどれだけ無様に負けるのかという部分に期待しながら読むことにしましょう。
さて、不動峰の二人に対するは、
分身しながら「浪速のスピードスター」というダサい二つ名を自ら名乗る忍足謙也と、
どう見ても中3の顔ではないスキンヘッド、石田銀です。
ちなみに不動峰の坊主も石田という名前ですが、どうやら二人は兄弟とのこと。たまにテニプリはこういう因縁を試合に持ち込みますが、僕が興味あるスキンヘッドは跡部様だけですので、今回はさらっとスルーします。
……試合の方は、不動峰の石田が「元祖波動球」を放つも、
怖い顔の方のスキンヘッドが、「それ教えたんは誰や……鉄?」と言いながら、
ちょっとした小動物なら睨み殺せそうな顔で波動球を打ち返すなど、四天宝寺がその実力を見せ付けます。
というか不動峰の石田の波動球、全然「元祖」じゃありませんでしたね。
登場時、「後は仲間(おれたち)が何とかする! 命に代えてもな!」とかっこつけていた割には一瞬でボコボコにされた不動峰コンビ。
一応最後のコマでは、次週あたりに何かやらかしそうなオーラ出してましたけど、どうせ負けるのはわかっているのであまり気にしないことにしましょう。
それよりも、今週最大のツッコミポイントは、四天宝寺の石田が放った波動球を喰らい、不動峰の二人が吹き飛ばされるシーンです。
……何で二人いっぺんに転んでんの? 神尾関係ないじゃん!
こういったよく考えるとおかしい演出を平気で繰り出す許斐先生は、本物のエンターテイナーだと思います。
跡部様を破り、準決勝に駒を進めた青学。
対する相手は不動峰か? それとも四天宝寺か?
……って、四天宝寺に決まってるんですけど、一応ジャンプの煽りがそうなってたので乗ってみました。
ということで、伊武が棄権し、いよいよピンチとなった不動峰から、敵は討つぜとばかりに意気込んで試合に臨むのは、神尾・石田ペアです。
対する四天宝寺からは、忍足・石田ペアが登場。
鼻息荒く彼らに挑んだ不動峰でしたが、四天宝寺の前に苦戦します。
このままあっさりやられてしまうのか?
そう思ったとき……。
神尾と石田の様子が変わりました。
どうやら、許斐先生お得意の「無我の境地」的展開(※)がここでも見られそうです。
※無我の境地的展開とは・・・突然身体が発光し、オーラをまとうことでテニスが上手くなるという「それ認めたら何でもアリじゃないですか」的展開。この手の技は主に少年漫画の主人公の特権だが、テニプリの場合、万人にチャンスがあるので先が予測不可能である。
この二人の変化を敏感に感じ取った四天宝寺ペア。
「ケンヤ、油断は…」「しとらん!」
と、彼らも全力で迎え撃つ構えを見せます。
その後、極限まで能力を引き出した石田(弟)が、
手元が爆発しつつ、ボールの軌道に稲妻が巻き起こる波動球。
およそスポーツ漫画とは思えないカットで、全力の波動球を披露し、
石田(兄)のガットを突き破るなど、大健闘を見せます。
ていうか、よく見ると石田(兄)の腹部に波動球がめり込んでいるんですけど……ピンピンしてますね。
不死身? それとも若林君?
……と、一時はこのまま押し切れるんじゃないかと思われた試合展開でしたが……。
なんと、四天宝寺の二人はここまで重りをつけて試合していました。
確か先ほどは、
「ケンヤ、油断は…」「しとらん!」
というやり取りがあったはずなのですが、大嘘でした。
許斐先生は、毎回こういう小ボケを入れることで読者を試してくるから油断できません。
さて、試合は当然のように、
不動峰の二人が棄権する形になり(またか)、敗北。
上のコマの石田とか、もう目が死人のそれですけど、大丈夫なのでしょうか。
それにしても不動峰は、ストーリーが進むごとに強くなっていくという、テニプリでは珍しいタイプのライバルだと思うのですが、毎回毎回戦う相手がさらにその上を行き過ぎていて、いまいち成長した様子が伝わってきません。
確かに、かませ犬としては手ごろなポジションにいるチームですけど、もう少し許斐先生には不動峰を労ってほしいと思います。
今週も楽しいテニプリのお時間がやってまいりました。
……が、今週のテニプリははっきり言ってつまらなかったです。
確かに、
お前ほんとに中学生? と問いたくなるようなオカマが出てきたり、
不動峰の橘と因縁のある千歳が、無我の境地を操ったりしましたけど、こんなのテニプリがこれまでに積み上げてきた歴史から見ればほんの些細なサプライズに過ぎません。
もはや我々テニプリファンは、この程度のことでは驚けなくなっているのです。
もっと……もっとサプライズをください許斐先生!
そう、例えば、
● 右手を手術によりラケットと同化させた選手登場。「普通の人間はラケットを振るとき、どうしてもブレが生じてしまう……だが、この手ならラケットをより自在に操れるのだ!」とか言いながら高笑い。
● NASAのバックアップを受けた中学校登場。人工衛星から送られてくる情報を元に戦略を組み立て、相手を叩き潰す。得意技は人工衛星から照射された特殊なレーザーとか……なんかそういうのを操って相手のコートを火の海に変える兵器。
● 特殊なコンソメスープを飲んでパワーアップしたりする。
……とまあ、これぐらいはやってくれないと、もう満足できない身体になってしまったんですよね僕たち……!
そんなわけで、許斐先生には来週のさらなるファンキーな展開に期待するとして、今週ちょっとだけ気になったのが、
過去
↓
現在
橘の変貌ぶり。
といっても髪型しか違わないんですけど、テニプリに登場する膨大なキャラを主に髪型や髪の色などで見分けている僕にとって、これはものすごく困ることなんです。
例えば、上の橘にホクロをつけて、髪形をちょこっといじったら、もう跡部様と区別できません。
確かにキャラの数が多いので、描き分けには苦労すると思いますが、そこらへんも許斐先生にはぜひがんばっていただきたいですね。
幸いテニスは1対1のスポーツですから、キャプテン翼よりは何とかなるんじゃないかと思います。
本日も最新のテニプリを見ていくことにいたしましょう。
毎回、僕たちの予想するはるか斜め上をいく許斐先生の技術……今度はどんなワクワクを与えてくれるのでしょうか。
先週までの展開としては、西の強豪である四天宝寺と、青学のライバルである不動峰の対戦が、ついに大将対決を迎えたところでしたね。
ここまで不動峰は2回とも棄権で負けていますので、このシングルスを落とせば後の試合を待たずに敗退が決まってしまいます。
ということは、不動峰には橘以上の駒はありませんから、漫画の盛り上がり的にもここで橘が負けて潔く終わるのかなーなどという野暮な想像が出来てしまうわけですが、そんな邪念は払いつつ今週号を見ていきましょう。
扉絵では、「七人で造り上げた大切なチーム…七人で共に目指した大きな夢…!!」とあり、不動峰のメンバーが記念写真でも撮るかのようにポーズをとっています。
まだ試合は終わっていないのですが、どう楽観的に見てもこの扉絵からは不動峰にとって悲劇的な結末しか想像できません。……しかし、そこは許斐先生です。あっと驚くサプライズがあるかもしれません。そう、試合は最後の最後までわからないのです!
さて、不動峰の橘と対戦するのは四天宝寺の千歳。
「無我の境地」を操る数少ない男であり、かつて橘と共に九州最強と謳われたプレイヤーでもあります。
その千歳の必殺技は、
「神隠し」
かっこいいのかかっこ悪いのかギリギリのライン……いや、やっぱりかっこ悪い方に分類されるネーミングセンスですけど、とにかくこれが視界からボールが消えるという凄い技なのです。
種明かしをすると……強烈なスピンをボールにかけることにより打球が急激に上昇し、一瞬視界から消えるという、原理は地味な技でした。
ただ、こういう地味な技こそが実はテニスにおいて一番強かったりするので侮れません。
事実、橘もこの「神隠し」にしばらく翻弄され、試合の主導権を千歳に握られてしまいます。
ですが、そこはさすが九州王者の風格。
しばらくプレイを続けた後、千歳の「無我の境地」に対して橘は「猛獣のオーラ」を発動し、神隠しを攻略。試合を五分に戻します。……えっと、「猛獣のオーラ」って意味わからないんですけど、とりあえずガツガツしてるって思っとけばいいのでしょうか?
というか「無我の境地」も相当どうかと思いましたけど、「猛獣のオーラ」は完全に笑いを取りにきている名前ですよね。
実際の試合で、対戦相手が「これが俺の猛獣のオーラだ」とか言い出したら、多分笑い転げて試合にならなくなり、ラブゲームかまされると思います。……まあ、そういう意味では確かに恐ろしいオーラですね!
とまあ、そんなわけで二人の攻防は互角かに見えたのですが……。
ここで千歳が動きました。
!?
……なんか「無我の境地」の扉がどうのこうの言っておりますが、そんなことはどうでもいいです。
注目すべきは千歳の髪型。
元々は、
こんな感じのパーマだったのですが、風に吹かれて妖怪ワカメヘッドになってしまっています。
うーん……なんか、こういうの見ると……本格的に妖怪デビューさせてあげたくなるなあ……。
よし! 僕のヘタクソな絵で千歳をデビューさせてあげましょう!
元々がこれでしょ。
こうして、
こうすると、
……。
うわぁー!
既に各所で話題になっていますが……。
タカヤが打ち切られました。
せっかくタイトルを変えてまでテコ入れし、これまでのキャラを捨て、新しい世界を創造し、さあこれから! というところで無念のリタイア……。
もう、何と言うか、回収し切れない伏線、「さあ行こう」的ラストカット、最後の凄まじいまでの駆け足な展開……どれを取っても本当に見事な打ち切りです。伝説のシャーマンキングや男坂ほどではないにしろ、最近打ち切りの少なかった感のあるジャンプでは実に爽やかに散っていった作品と言えるでしょう。
前回、敵のボスらしき人物に「一ヶ月後に人間を滅ぼしに行く」と猶予をもらったとき、「ああ、終わりは近いな……」と何となく予感していたものですが、本当にこの日が来るとは……。
僕も色々と書いてきましたけど、けっこうタカヤは好きでしたよ。
最近は無理のあるテコ入れからしばらく経って、ようやく世界観や設定が安定してきたと思っていたので、編集部にはもう少し様子を見てほしかったと思います。
……とまあ終わってしまったことについて語るのは当サイトらしくないので、最後のタカヤを見ていくことにしましょう。
表紙は最終回らしく、主だった登場人物が全員そろった扉絵でした。
……ん?
ウザいルントがいないような気がするのですが……気のせい?
右上には、最後にちょろっと出てきたラスボス一派も後ろ向きで登場しているというのに、ナギサ姫の側近であるルントの姿が見えないというのはどういうことでしょう。
……打ち切りついでに、作者の中でルントはなかったことになったのでしょうか?
いやいや、そんなバカな。
きっとルントはこの後どこかで登場するに決まっています。そうに違いない。だって彼はウザいけど、何か凄そうな能力の持ち主だったもの!
ということで、さらに先を読み進めると……。
いよいよ城へ総攻撃をかけてきたモンスターたち。その戦闘能力は凄まじく、人間たちの滅亡は必至かと思われました。
レスターやリーンが必死で応戦しますが、状況は一向に好転する気配を見せません。
ちなみに、ここでもルントの姿は見えませんでした。
皆が一生懸命戦っているというのに、何をしているのでしょう。戦闘能力が低いことを言い訳に隠れているのでしょうか。それとも、サクッとやられてしまったのでしょうか。
そんなことを気にしていると……。
城へ向かう三人組の姿がありました。
どう見てもタカヤたちなのですが、わざわざ走りにくそうなマントをかぶっているのはなぜでしょう。
一ヶ月の修行で見た目ががっつり変わってしまったため、最後の最後でマントを脱ぎ捨て、読者を驚かせるつもりでしょうか。
というのはかなり贔屓目に見た想像で、実際のところは何となくやってみたかったというのが本音でしょう。わかります、僕も昔描いてた漫画で修行後の主人公の登場シーンを盛り上げようと、無駄に仮面を付けさせたりしてましたから……。
そして、陥落寸前の城に、いよいよタカヤたちが到着。
……やっぱり特に変わったところはありませんでした。
この後、二人は凄まじいパワーでモンスターを消滅させます。
そして始まるボスとの対決……。
THE ENDォオ!!
……で、打ち切りです。
何だかわからないですが、とにかく凄い気迫が伝わってきます。「終わりだぜコンチクショウ!」という坂本先生の叫びが聞こえてくるようです。
ともあれ、元の世界に戻る手がかりさえつかめていない状態だったにしては、うまくまとめた打ち切りだったと言えるかもしれません。
坂本先生、お疲れ様でした!
次回作に期待しています。
あと、どうでもいいのですが、
このコマを見て、「うしおととら」の最終回を思い出しません?
だから何、と言われると困るのですが。
本来、何か面白い展開の漫画があったときだけレビューする予定だった、このコーナー。
気付けばすっかりテニプリを毎週追いかけることになってしまってました。これも許斐先生の魔力でしょうか。恐ろしいぜ……。
というわけで今週のテニプリですが、先週どこまでいきましたっけ……。
あ、そうそう。
千歳が妖怪百目になったところでしたね。
ということで喜んでいるのは僕だけで、実際には千歳が「無我の境地にはさらに3つの扉があるばい!」みたいなことを言ったところで終わっていたのでした。
僕的には3つの扉なんかより、千歳のワカメヘアーが気になって仕方ないんですけど……。
さて、その3つの扉なんですけど、そのうちの一つはどうやら「百錬自得の極み」であり、これは手塚部長が既に習得している技です。さすが部長。だてに恐竜を滅亡に追い込んでいません。
そして、もう一つが、
「才気煥発の極み」だそうです。
皆さん、何ソレ? と思われるかもしれませんので、この技がどんなものなのか試合内容から見ていきましょう。
サーブの前に、「7打目……」と謎の言葉を放つ千歳。
これはいったい?
その後ラリーが続き……。
橘のミスでラリー終了。ちょうど7打目でのポイントです。
そう、「才気煥発の極み」とは、予知能力のことだったのです!
そんなバカな! と思われるかもしれませんが、むしろ予知能力がこれまでテニプリに出てなかったことに驚くべきです。遅すぎるぐらいですよ。
この超能力を、元祖エスパーの手塚部長は、
「今の彼には試合のイメージが一瞬にして見えているのだろう」と冷静に分析します。
「試合のイメージ」とかそういう問題なのか? という疑問もありますが、今のところエスパーは手塚部長しかいないので彼が言うならそうなのでしょう。疑ってはいけません。疑うと滅ぼされます。
……そもそも、「7打目」とか言っちゃって、1打目で橘がケアレスミスしたらどうすんの? ……とか、そういうことは考えちゃいけないのでしょうか。それとも、「7打目」は、「どんなにがんばっても7打目までしか続かないっていう意味だよ」という風に、かなり広く解釈すればいいのでしょうか。
そこらへんよくわからないですが、テニプリの場合すでに理論を超越したところまでいってますので、考えるだけ負けかもしれません。
前回、エスパーとなった千歳に追い詰められた不動峰キャプテンの橘。
何となく試合展開からして負けは決まってる感がありますが、最後に一矢報いることはできるのでしょうか。
さて、サイキック千歳の能力について、いつものように不二君のよくわかる解説を参考にしていきましょう。
「要するに『百錬自得の極み』は無我のパワーを片手のみに集める事で技・回転・球種を倍返しに出来た。――それに対し『才気煥発の極み』は頭脳の働きを活性化させる事により、どのような打球をどう打てばどこに返ってくるかを一瞬でシミュレート出来るから何打目で決まるのかが彼の頭の中では見えているという事じゃない」
……説明なげーよ!
一応引用はしてみましたけど、最初見たときは「倍返し」あたりで読むの諦めましたよ。
つまり、簡潔に不二君の言うことをまとめると、
「めちゃめちゃ頭良くなる」
ってことでいいですかね? この技、テニスより受験に使うべきなんじゃないでしょうか。
ともあれ、この「超頭良くなるオーラ」のおかげで、マッチポイントまで追い詰められた橘。
しかし、彼にもプライドがあります。伊達に目に痣をつくっているわけではないということを証明するためにも、何かやるしかありません。
……この変な構えは!?
そう、かつて千歳から視力を奪った、あの技。
※橘の髪型が違うのは過去の回想と重ねているからです。
あばれ球!
何か昔ミスフルで似たような技を見たことあるような気もしますが、とにかく凄い球です。
何しろ球が分身していますからね。でも、世の中の中学テニス部のみんなは、この技を習得するのに必要な時間を走りこみあたりに費やした方が良いとお兄さんは思うぞ!
……とまあ派手な技を見せたものの、この後橘はあっさりと必殺技を返され敗北。
見開きの演出で魅せた最後の一矢さえも簡単に潰すのが、許斐先生の真骨頂と言えるでしょう。
試合に勝った千歳は、
無我の境地の奥にある3つの扉について、誰も頼んでないのに語りだします。
曰く、
「無我の境地の奥の3つの扉の最後の扉ばってん――開かずの扉って呼ばれとったい。他の2つの扉とは次元が違うばい! 人間が入る事を許されとる領域ではなかってこったい」
ということらしいです。
この男は、いったい何を言っているのでしょうか。
誰か僕にわかるように説明してください。
「開かずの扉」……って、学校の七不思議じゃないんですから。そんな軽く言われても困ります。
して、どうやらその「人間が入る事は許されていない」扉こそが、リョーマや金太郎が操ることになる「天衣無縫の極み」らしいのです。もはや意味がわからない。
このように、ますますメンタル面で飛躍していくテニプリ。
物理攻撃は極めつつあるということで、これからは精神攻撃系の技が登場するのかもしれませんね!
ということで、次あたり、「相手の自律神経に働きかけて金縛りにさせる技」とか希望しときます。
さて、今日もテニプリの時間がやって参りました。
前回、かませ犬としての役割を全うしその姿を消した不動峰。展開からしておそらく彼らを見るのはこれが最後になるかと思います。橘君も因縁の相手に勝負を挑んでボコられたことですし、伏線の回収もバッチリです。
その因縁の相手である千歳ですが……。
今週、突然の退部。
これから準決勝というところで、何を考えているのでしょうか。マジで意味がわかりません。青学で言うなら不二が抜けたようなものです。
四天宝寺の実力はまだよくわかっていませんが、これは青学にとってかなりのチャンスなのではないでしょうか。
そして、いよいよ青学と四天宝寺の戦いが始まります。
今週は、それぞれのオーダー発表だけで紙面が尽きてしまいましたので、ここで勝敗を僕なりに予想してみることにしましょう。
シングルス3に、不二VS白石。四天宝寺の部長が満を持しての登場です。
これは予想が難しい……。
普通に考えると、不二は手塚に続くいわゆる「反則キャラ」ですので、負けはないと考えて良いと思うのですが、今回の相手は美形かつ部長という美味しいポジションにいる白石君。
許斐先生は彼に活躍の場を与えるはずなので、不二と言えども必ず勝てるとは断言できないのではないでしょうか。
ということで、数多のピンチを何とか凌ぎながら、最後は不二がギリギリで勝つという結果に一票!
(予想)
○不二−白石×
そしてダブルス2。完全に青学の穴である海堂・桃城ペアと、四天宝寺のゲイコンビの対決です。
これはおそらく四天宝寺が勝つのではないかと思いますが、いかんせんイロモノ対決ですので思うようにはいかないかもしれません。
(予想)
×穴−ゲイ○
さて、シングルス2。とにかくこの団体戦は結果がわからないまま最終戦までもつれ込むはずなので、手塚が控えていることを考えると、ここらへんで青学が1敗しておく必要があります。
と考えると、やはりやられ役として適当なのは河村でしょう。
相手は同じパワー型のスキンヘッド。確か波動球の元祖がどうとかぬかしていた記憶がありますので、そういう意味でも好カードと言えます。
……しかし、河村の「まかせときなってなモンキーッ!!」という掛け声は意味がわかりません。「モンキー」もよくわかりませんが、「まかせときなってな」が日本語として何かおかしい気がします。
(予想)
×ハゲじゃない方−ハゲ○
そしてダブルス1。なんと手塚が乾と組むという驚きのオーダーです。
手塚は一人になると手がつけられない無敵キャラと化すので、何とか不安要素を盛り込むためには、この方法しかなかったのかもしれません。つまり、この場合の乾は完全に手塚の足を引っ張るためだけに存在しているといっても過言ではないでしょう。
相手はわざわざ「天才」という単語が冠詞として名前にくっついている財前と、謙也。謙也はそんなに問題ではないのですが、財前が「天才」にふさわしいプレーを見せるかどうかが見所ですね。
ピンなら負傷でもしていない限り100%勝つ手塚部長ですが、今回は乾がいるので勝敗は微妙です。
しかし、ここまでの勝敗予想から計算すると、越前戦までもつれ込むためにはこのペアは勝利しなければならないので、最後は乾が踏ん張って無事に勝つのではないでしょうか。
個人的には手塚部長の新しい技(銀河系のパワーを借りるとか、そういうの)が見られたら満足なのですが、さすがにそこまで期待するのは無理があるかもしれません。
(予想)
○手塚ペア−天才君×
最後はもちろんこの二人。確実に2対2というスコアで回ってくるはずです。
この二人に関しては特に言うこともありません。最後に勝つのは絶対に越前ですが、そこに至るまでのコントを楽しむことにしましょう。
(予想)
○越前−金太郎×
ということで、この2校の戦いに何ヶ月かかるのかはわかりませんが、これからもテニプリを追いかけていきたいと思います。
2週間ぶりにテニプリの時間がやって参りました。
それにしても、本当にテニプリが休みの週はジャンプが寂しいです。
ちなみに、僕がジャンプを買うのに費やす230円のうち、200円はテニプリ代です。
さて、いよいよ始まった四天宝寺との対決。
まずはシングルス3……。
青学からは不二、四天宝寺からは部長の白石という、イケメン対決です。
昨年は立海大付属に良いところなく敗れてしまった四天宝寺ですが、2年生にして部長であった白石君は試合をしておらず、その実力は謎のベールに包まれていました。
いわば白石君は四天宝寺の秘密兵器……ならば、とんでもない技を持っているに違いありません!
さあ……いったいどんな技が飛び出すのでしょうか。
時間を操り、相手のボールをスローにする能力?
それとも、肉体を一時的にパワーアップさせ筋力を10倍にする力?
はたまた、コートに地震を起こし、地割れを生じさせ「この試合にアウトは無い」とか言い出す?
いや、きっと許斐先生なら僕らの予想をはるかに超える技を繰り出してくれるはずです!
さて……。
むっ……!
…………。
普通だ……。
どういうことでしょうか、許斐先生。
満を持して登場した白石君、何だか普通にテニスをしています。
その後、乾には「完璧だ…まったく無駄の無いテニス……」とまで評される始末。
そんなんじゃダメです! 先生、テニプリは無駄を楽しむ漫画です!
……それとも、「つばめ返し」などの芸人テニスでおなじみの不二君に対するアンチテーゼなのかもしれません。
いずれにしても、まだ試合は始まったばかり。
きっと白石君の秘めた能力が、来週あたり見られることと思います。
アップで描かれると見分けがつかないイケメン対決に、今後も注目ですね!
あ、そうそう……。
「んん――っ 絶頂!(エクスタシー)」
以上、プレイスタイルは普通でも、中身は変態であることが発覚した白石君でした。
ということで、テニプリ……もとい少年ジャンプレビューのお時間がやって参りました。
テニプリでは前回から、
「天才・不二」VS「変態・白石」の対決が始まっております。
実用的に見えて実はそうでもない小技をいっぱい持っている不二の前に、セリフは変態ですがプレイは至極真っ当な白石君が立ちはだかりました。
「んん――っ 絶頂!(エクスタシー)」
という名言は、どんなイロモノ技よりも強烈です……。
さて、開始早々から白石君に押されっぱなしの不二は、さらにイロモノ技を披露して、何とか突破口を見つけようと苦心します。
これは、不二が得意とするサーブのひとつ、「消えるサーブ」です。
原理は忘れましたが、もちろん本当に消えるわけではなく、何かしらのネタが仕込んであるわけです。
このように、超能力者になりきれないところが、隕石を召喚して恐竜をガチに滅ぼした手塚部長との差なのでしょうか。
数々の相手を地獄へ叩き込んできた「消えるサーブ」。
不二自身もこの技には相当の自信を持っているのか、放った後は
必ず「その打球、消えるよ」という宣言をします。
白石君との試合に限って言えば余裕見せすぎな気がするのですが……。
すると、不安が的中。
白石君に、あっさりと「消えるサーブ」を攻略されてしまいます。
しかも、特に変な名前の技で返されるのではなく、割と普通に。
ヤバイです。天才であるはずの不二、まったく白石君に歯が立っていません。
しかも、恥ずかしい名前の技をたくさん繰り出しながら、普通にプレイしている白石君に遅れを取るという、最高にみっともないタイプの負けっぷりです。
そういえば、僕が中学生のときも、「俺は夏休みの間に凄い回転サーブを編み出した。名づけてツインスピン!」と言いながら試合に臨み、1回戦で姿を消した友人がいましたが、不二君の姿はそのときの彼にダブります。
そういえば不二君たちも設定上は中学生ですし、なんというか……中学生ってそういう年頃なのかもしれませんね。
ともあれ、ここまで不二を圧倒している白石君。
これは、テニプリ初(?)の、「普通なのに圧倒的に強いキャラ」の登場なのでしょうか!?
と、思っていたら……。
白石君の放ったボールが……地面の上でありえない回転をしている……。
不安になってきました。
今話題のあの漫画は果たしてテニプリの後継者となれるのか
テニプリが休載して以来、めっきりレビューすることもなくなった少年ジャンプ。
それだけテニプリの存在感が大きかったということなのでしょう。
……と思っていたら、最近妙にたくさんのリクエストをいただく漫画があります。
それが、「斬」。
非常にシンプルなタイトルのこの漫画。
まだ連載開始から5週しか経っていませんが、「ケガしたはずの腕が次のコマでは完治している」といった神がかり的な展開を見せ、ある意味テニプリにも匹敵する内容として、初回からネットでは大騒ぎになっていました。
にも関わらず、僕がこれまで触れてこなかったのは、「斬」の本当の面白さに気付いていなかったからなのでした。
ということで、すでに「斬」をご存知の方には何を今さらという内容かもしれませんが、簡単にレビューさせていただこうと思います。
さて、この漫画を理解する上で必要な知識はさほど多くありません。
とりあえず、
● 「斬」の世界は、一般人が刀を持ち、「武士」と名乗る世界
● 決闘が認められている
● 主人公の“斬”は、超気弱で剣の腕もダメな普通の少年。
● ただしピンチになるとなぜかパワーアップする(少年誌のお約束)。
という点さえ押さえておけば大丈夫でしょう。
レビューは、主人公の斬がひょんなことから「忍」を名乗る男に因縁をつけられたところからスタートします。
手前が主人公。
そして奥にいるのが、敵の忍です。
相手は忍者らしく、手裏剣で斬に遠距離攻撃をしてきます。
しかし、斬は「ピンチになるととにかくめちゃくちゃ強くなる」というある意味最強のバサラ技を持っていますので、
放たれた無数の手裏剣を、手にした刀で難なく払い落とします。
これに驚いた相手の忍は、
「俺を本気にさせた奴は久々だ」
と言いながら変な構えを取ります。どうやら刀を納め、肉弾戦を挑むつもりのようです。
……どう考えても刃物の方が強いように思えますが、彼の理屈では、
「刀を使えば一太刀の最高速度はかなりのものになる…が…反面、刀が重い分その最高速度に達するまでに小数点以下の世界で時間がかかっちまう」
「しかし拳を使えば刀の重さもないし、とっぱじめから最高速度の一撃がくりだせるっつうわけだ!」
ということらしいです。
わかったようなわからないような……。
だったら最初からナックルでもつけてスピードと攻撃力を両立させればいいように思うのですが、それはまた話が違うのでしょうか。
というか、
こんな芸当ができる相手にスピード勝負って無謀すぎる気がするんですが……。
そんな僕の不安をよそに、拳一つで斬に飛びかかる忍の男。
彼にとって幸いなことに、斬はピンチの際に発動するスーパーパワーをいつでも使えるわけではありません。
あっという間にボコボコにされ、倒れ伏してしまう斬。
それを見た忍の男、
「今のでアバラの2・3本はイってるはずだ」
と勝利宣言。
僕はアバラが折れた経験がないのですが、骨折ですから相当痛いはずです。
しかし、ここからが斬の、いえ、杉田先生の本領発揮。
ゆっくりと立ち上がった斬……。
このピンチな状況が、ついに彼を解き放ちます。
スーパーサイヤ人化した斬に怖いものはありません。
忍の男が放った手裏剣も、またしてもあっさり弾き返し、
逆に忍の男にキズを作ります。
「このままじゃろくに動けねぇ」と慌てる忍の男。
しかし、斬もまたアバラが折れている身。これでやっと互角です。
……と思ったら、
!?
“杉田先生にとって骨折とは何か”と問いたい。
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